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全国翻訳ミステリー読書会

第16回福井【半熟卵】読書会レポート(執筆者:長岡亜生)

2023.07.20 14:00

今回は、常連さんやお久しぶり~の方々に加えて、海外ミステリーも読書会参加も初めてという新メンバーをお迎えしました。課題書は、昨年新装版として復刊された、マイクル・Z・リューイン『沈黙のセールスマン』(石田善彦訳、ハヤカワ・ミステリ文庫刊)


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〈私立探偵アルバート・サムスン〉シリーズ4作目。12年ぶりに再会した高校生の娘とともに、事故で入院中の製薬会社セールスマンに隠された謎に迫ります。ポケミスで愛読し昔からの大ファンという世話人Fと常連Sさんの熱い推しの一冊です。


 


みなさんのひとこと感想から





これに対して「ええっ?! そうなの?!」と、どよめきが起こりましたが、まさにこれが読書会の醍醐味。面白がるポイントや読み方も人それぞれ。賛否両論があったほうが俄然もりあがります。


 


作品の魅力は?


推しの声を聞きたいという流れから、作品の魅力に迫ってみました。〈大好きすぎて言語化できない〉状況に陥る場面もありましたが……



 


つぎに読むとしたら……


本書の紹介文に「米澤穂信氏推薦のシリーズ最高傑作」とあり、これが最高ならほかはどうなの? と素直な疑問の声もあがりましたが、どの作品もおもしろいようで、なかでも世話人Fが「傑作」として推すのは、シリーズ最新作で、警官になった娘が再登場する『父親たちにまつわる疑問』(ハヤカワ・ミステリ文庫)。


父娘ふたりの活躍に乞うご期待!


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ほかには、シリーズ第1作『A型の女』(何度読んでも泣けるらしい)や『消えた女』『季節の終り』もおすすめ(書店での入手は困難)。『ミステリマガジン』2022年 09 月号(リューイン生誕80周年特集号)もあわせてどうぞ~


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その後参加者さんからは、これこれを読んでいますというご報告が数件届いています。


今回もわいわい楽しいひとときを過ごせました~参加者のみなさまどうもありがとうございました。次回福井読書会は9月2日(土)開催予定。ひきつづきよろしくお願いします!


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