センターつぶすな、シャッター開けろ、強制排除反対
釜合労は非暴力・不服従で闘います
そして今から5年前の2019年4月24日、大阪府知事となった吉村洋文氏はセンターで生活している約100人の人たちを大阪府警の機動隊員200名を動員して暴力的にシャッターの外に強制排除しました。吉村洋文氏が2度目の強制排除に手を染めた日です。
大阪府警も大阪府の強制排除を断ったらいいのに。シャッターの外に強制排除された人たちは行き場がなくなり、やむなく釜合労が緊急避難場所として設置した大型バスに避難した人もいます。
8年たった現在も花園公園の出入り口はカギがかかったままで「だれもが利用できない」状況が続いています。吉村洋文氏は私たちや裁判所をペテンにかけたのです。
大阪府の吉村知事はこれに飽き足らず、今度は大阪地方裁判所にシャッター前で生活をはじめた人をターゲットに立ち退きを求める裁判を起こしたのです。これが3度目の暴挙です。
さらに大阪地方裁判所での裁判の途中に、判決まで待てないとばかりに早期に立ち退きを求める「断行の仮処分」を大阪地方裁判所に提出しました。しかし大阪地方裁判所は大阪府の言い分を認めませんでした。
その後の大阪地方裁判所の判決では大阪府の言い分をほとんど認めましたが強制排除は認めませんでした。
私たちは大阪府のほとんどの言い分を認めた判決を不服として大阪高等裁判所に控訴しました。その判決も大阪地方裁判所の判決を踏襲するものでやはり強制排除だけは認めませんでした。
私たちは最高裁判所に上告しましたが5月27日の決定は門前払いとなり、裁判は大阪高裁の判決が確定となりました。
今後は大阪府が、強制排除を求める申立書を担当する裁判所に提出し、裁判所の執行官が「いついつまでに退去するように」との文章を対象者(釜合労を含む)に示すことになります。
通常の場合は約1か月の猶予ということらしいですが、大阪府(吉村知事)は焦っていて裁判所を急がすことも考えられます。裁判所がどう出てくるのかは不明ですが、釜合労は5年間シャッターの前で共に強制排除と闘ってきた人たちと逃げ出さずに「非暴力・不服従」で闘い続ける覚悟です。白旗は揚げず赤旗を揚げ続けます。
6月6日午後2時、バス「釜ヶ崎」で大阪府(吉村知事)に行きセンターつぶすな、シャッター開けろ、強制排除反対と訴えます。
あわせて、昨年6月に大阪府(吉村知事)が団結小屋に方向を向けた監視カメラにゴム手袋をかぶせ見えなくしたことを威力業務妨害と言いがかりをつけ、警察に告訴し計6名が逮捕され、そのうち4人が起訴されたでっちあげ事件で大阪高裁に控訴した3名が無罪となりました。
これに関し、吉村知事はいまだに「ごめん」の一言もありません。「すなおにあやまりなさい」と伝えに行きます。
花咲かじいさんの花壇
赤や白、ピンクのタチアオイの花が満開です。てっぺんまで花が咲いたら梅雨が明けるとか。
梅雨入りも間近。アジサイも昨年より一回り大きく育ち、ピンクの花を咲かせています。長く伸びたアベリアの剪定も行いました。
今後の予定
センターはこの街の宝です
6月4日(火)午後3時
コスモス株式会社
労働委員会審問
6月28日(金)午後1時10分
大阪高裁73号法廷
定額給付金控訴審判決
6月29日(土)午後3時
三角公園 センターつぶすな!集会とデモ
7月23日(火)午前11時
コスモス株式会社
新件第3回調査
2024年6月3日
釜ヶ崎地域合同労働組合
釜ヶ崎炊き出しの会、いながきひろし事務所
大阪市西成区萩之茶屋2‐5‐23 釜ヶ崎解放会館1階
電話(6631)7460
ファックス(6631)7490
釜合労のホームページhttps://www.kamagourou.com
E-mail info-kamagasaki@kamagourou.com