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Barba工房

6月2日 甲府教室 初レッスン?

2024.06.03 01:03

地元の1歳年上の旧友が数年前に脳梗塞を患い、幸い重度の障害は残りませんでしたが、懸命なリハビリと家族の支えがあってアパートでの一人暮らしをして生活をしています。


老人のリハビリ生活。

折り紙、塗り絵はお決まりのコース。

元に戻らなくとも、少しでも自分の行動範囲が改善されるように指先のリハビリ、歩行のリハビリ、脳のリハビリとやらなくてはならない事が山ほどありますが、やった方がいいのはわかっていても、本人がやる気になる手段を見つけるのは容易なことではありません。


数あるリハビリ方法のなかで、

なぜか彼女は折り紙はハマったようで、

自宅でコツコツ頑張っていました。

部屋中、作った作品でいっぱいです。

モチベーションは誰かにプレゼントしたい!

そして、褒めてもらい、喜んでもらえるとヤル気も出て頑張れますよね。

私は医学的知識も資格もありませんが、

手芸に関してでしたら、

その人の能力、興味に合わせて、

数ある手芸の中から選んで教えて差し上げられます。

そして、彼女に提案したのが「刺し子」でした。


義母が90歳手前の時、

時間潰しにと渡した「刺し子」に夢中になってくれた経験がありましたので、本人が気に入ってくれさえすればイケる!


高齢者の有り余る時間潰しの方法の一つになれば、

一石二鳥です。


とりあえずは「刺し子」の体験キットを渡し、

次に布、糸、針、デザインのテンプレートを渡して

自宅で一人でやってみてもらいました。


本人の自主性に任せ放って置いたら、

時間はかかりましたが、


刺子しただけじゃただの布切れだけど、

何か形にして誰かにプレゼントしたら?と

誘ってみましたら、

刺し子が終わった生地を持って来てくれました。


針を持ったことも、

ミシンを使ったこともない人が、

一緒にやる人がいて、おしゃべりをしながら楽しい時間を過ごせることを知ってもらえたようなので一安心です。


完成した作品はテーブル掛けとマグカップサイズのコースター。


孫にあげようかな?

褒めてくれるかなぁ?

喜んでくれるかなぁ?

と喜んでお家に帰りました。


今度は巾着ができるといいですね〜