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Nanohana Osteopathic clinic INAGE.

握力が嚥下機能に及ぼす影響

2024.06.03 22:00

握力舌圧を評価することにより

食形態を決定することが可能かどうかを検証する研究論文が発表されました。


【方法】簡易型舌圧測定装置を用いて舌圧を評価し、食形態や握力との比較を行い、その関連性を検討した。

【結果】

・健常者群では全員が握力 15 kg 以上を上回っていた。

・入院・入所者群では、握力15 kgを下回る対象者は68%であった。

・握力が 20 kg または舌圧が 35 kPa 以上で あれば、食形態を調整している対象者は見られなか った。

・握力が 15 kg 以 下になると、舌圧も低下している場合が多い


このことから、握力が 20 kg 、舌圧が 35 kPaを上回ると、常食を提供できる可能性が示唆された。反対に、これらの数値のどちらかを下回る場合、食事形態を調整しなければならない可能性があることが示唆される。



いつまでも食べたいものを食べるためには

握力20㎏を下回らないことが大切なようですね。