【援農】一枝一花
若草色のステンドグラス(麻生区岡上の柿畑)
こんにちは。
このところずっと柿の摘蕾(てきらい)に追われる日々で、忙しくて忙しくてブログの更新も遅れていましたが、どうにか一息つきました。
今日はそんな柿の摘蕾の様子をお伝えいたします。
それとおまけで、川崎市の「あじさい寺」の様子も!
こちらは初夏の川崎市岡上地区。
アグ里やまかげ様の農園です。
援農で春先に剪定をした柿畑。
自分が剪定した柿がどれなのか、もうさっぱりわかりません。
この辺りの下手くそな木は全部私かな~?いやこっちだったかな・・・と、見覚えがあるようなないような、そんな感じです。
緑の萼(がく)の中にある茶色のが柿の花。
がくはそのまま柿の実のへたになります。
こちらの農家さんの柿は「一枝一花」
一本の枝に生らせる実を一つだけにして、そのかわり大事に大きく育てます。
この時期、柿の枝には沢山の蕾がつくのですが、その中から良い蕾を一つだけを残し、他は全部取ってしまいます。もったいないしめんどくさいけれど、ちゃんと手間暇かけないと、良い実はできないそうです。
蕾だらけ。
ぺっぺと取っていくのは簡単に思えますが、これが大変なんです。
何しろ数が多いし、ほとんどずっと脚立に登っての作業。上を向きっぱなしの首も、上に上げっぱなしの手も、慣れない脚立に立つ足も、全部疲れます。
作業に馴れない初日は、柿一本の摘蕾に2時間もかかりました。(ちなみにこちらの農家さんには、柿の木が100本以上あります)
さっきの柿を上から見るとこう。
取るべき蕾は、
・枝の上についている上向き蕾。
・枝擦れしそうな根本近くの蕾。
・大きくなって重くなると枝が折れてしまいそうな枝先の蕾。
・それに雄花(弱った木や枝には雄花が多くつく)
・・・こんな所でしょうか?
ようするに枝の真ん中から根本よりで、つなぎ目が太く立派な蕾を残したい・・・のだけど、ちょうどいいのが無くてどうしようと悩んだりするんですよね。
さっきのから、上向きの蕾を取るとこんな感じ。
さらにここから一枝一花にすると・・・
きれいさっぱりこんな感じ。
あ、でもこれはプロではない私(しかも初日の私)がやったものだから、参考にはしないでくださいね。
脚立の上から。
おそろいの服をきた人達が田んぼで何かやっているな~と思ったら、JAの職員さん達が川崎市誕生100周年を記念した田んぼアートを作ってらっしゃいました。
アートの見ごろは稲の穂が出る夏の頃。
あまがえる。
柿の木には色々な生き物がいます。
かたつむり。
きりぎりす。
おけつ。
脚立の上で「何だコレ!?」と思いました。
上から見るとあまがえるでした。
あまがえるは樹上生で、水の中ではなくほとんど木や草の上にいます。足に吸盤があるので木登りが得意。とのさまがえるは足にヒレがあり、ほとんど水の中にいるそうです。
ということで、柿畑のレポートはここまで。
お次は、おまけの「あじさい寺」です。
川崎市多摩区にある「妙楽寺」さん。
あじさい寺として有名です。
場所は、この前行ったつつじ寺こと「等覚院」さんの近く・・・というか、山の反対側かな?
平安時代からある古いお寺さん。
鎌倉時代には頼朝が全成さんにこのお寺を与えたそうです。
1000株を超えるあじさいがこのお寺の魅力なのですが、やっぱりちょっと早かった。
でもいいんです。
今回は本当の見ごろを前にした偵察ですから。
それに、咲いている所はとてもきれい。
六地蔵さん。
これは・・・一か所に集まったアジサイ?
いやいや、葉っぱの形が違うので、カシワバかな?
満開には程遠い感じでしたが、それでも十分に楽しめました。また満開の時に来ようと思います。
妙楽寺さんのあじさい祭りは、
2024年6月16日(日)10時〜14時
に開催だそうです。
皆様も是非あじさいを楽しんでみてください。
それでは、またね!