「勉強」の確立へ。
小5は、小テスト前にみんなもれなく
テスト範囲の確認に向かえています。
その姿もさまざまで、黙々と
ノートに解き直しまくったり、
友人と問題を出し合ったり、
これ難しかったね、と談笑したり。
その姿のどれが最善とは
今は言い切れないところがありますが、
少なくとも、他人に関心なく
確認をしっかりする姿に
段々と統一されてゆきます。
不思議なことですが。
勝ちたいとか、楽しみたい、とかでもなく、
淡々と「自分」に集中してゆくのです。
男子たちは、結果賑やかな子が
多いのですが、授業前は極めて
静かに解き直しをしています。
親御さんはとても意外と思うかも
しれませんが笑、本当動画に収めて
お送りしたいなと思うほど
静かに見直していますよ。
結果が伴わないのは、解答確認の
タイミングが悪く、正しい知識が
入りづらいことに起因しています。
「気になったらすぐ確認していいよ、
間違ったまま頭に入ってる時があるから、
これでいいかな?と思ったらすぐ
チェックしてね。」
と声をかけています。
「合ってるかどうか気になる」
というのは、メタが育ってきている
証拠です。解き直している姿を見ながら、
その変化を見逃しません。
自立した学習は目前に迫ってきています。
さて、来週は算数総合テストです。
一人一人演習ノートにメッセージを
書かせていただきました。
響いてくれたらいいな、と
思いながら、全ての子に、
別々のメッセージを書いています。
この学年は素直な子が多く、
よく頷きながら話を聞いてくれます。
それが行動に変化するのが早いのは、
親御さんのご協力があること、
小学生という時間に余裕のある時期であること、
そして、そもそも結構賢いということ、
それらが原因かと思います。
しかし、今は勉強ができるか、ということより、
勉強がナチュラルに習慣化し、
日常にいちづいているか、
方法が整っているか、
量をこなす体力が伴ってきているか、
という観点の方が重要です。
勉強してないのに結果が出せて
満足してしまう、という子は
将来的に伸び悩みます。
慢心せず、抜けがないよう学習し、
それなりの学習時間を作って
やり抜ける、という素地を
作ってゆくのが、小学生期に
求める感覚です。
今週は、勉強の価値を感じる
チャンスとなる週です。
親御さんもしっかり関わられて良いので、
今週は結構学習時間を確保されてみて下さい。
1位になれて嬉しい、負けて悔しい、
そんな勉強ができるチャンスとなる
1週間です。
今回は結構順位変動がある
波乱の総合テストになると
私は思っています。
全員、1位を狙って、
いいえ、満点を狙って、
頑張ってみる良いタイミングです。
時間をかけて、やり切ってみてこそ、
深い反省ができます。
ここを放置するのはもったいない。
関わるべきタイミングはあります。