Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

No.492 市橋安治展 - 没後5年 - '24 06.15~29

2024.06.05 02:51

     病を得て 産まれた 「曼荼羅」


 ー2012年の2月に肺癌・余命半年を告げられました。抗癌剤は不適合で放射線のみの治療を続けました。

 木曽川で産湯を浸かったと豪語するほど泳ぎは得意でしたが 体力をつけるため、はじめてコナミで正式な泳ぎを習い「こんなに面白いとは知らなかった」と夢中で通いました。 体調を戻し2013年9月のA・C・S、‘14年 銀座 中和ギャラリーでの復帰展の作品(油彩画・版画)を中心に展示します。 


          *.*.*.*.*.**.*.*.*.*.**.*.*.*.*.**.*.*.*.*.**.*.*.*.*.**.*.*.*.*.*

             私の曼荼羅

           昨年の春、思わぬ大病をした。
           余命を告げられ身の不運と残された時間に
           思いを馳せながら、遺言として描き始めた作品群。
           それは真に描く事が、そのまま祈りとなった。
           しかし私の祈りは届くだろうか?
           死んだ者たちに……。
           生きとし生けるものたちに……。

                       (市橋/2013 .05)



動画・井上昇治さまサイトへ




 版画芸術204号にご掲載いただきました。