Whyではなく、Howを問う。
私は心のセラピーは大きく分けて2つの方向性のセラピーのやり方があると思っています。
1つめが原因追究型のアプローチ。これは、今の現状を引き起こしている原因を特定し、その原因となる経験、こことの傷を癒すというもの。これがWhyを問うていくセラピーです。
もう1つが、解決志向型アプローチ。これは原因はおいておいて、今の現状を解決していくためにはどうしたら良いかを考え行動していく解決に向かっていくものです。これがHowを問うていくセラピーです。
10数年私が自分と向き合い、ご縁いただいた方々と向き合っていく中でどちらもすごく大切なセラピーだとつくづく感じています。
ただ、いろんなセラピー業界をみてきて、正直感じるのが原因追究ばかりして、心の傷をみつけて癒すことだけに一生懸命になっていると現実はあまり変化していかないということです。
なぜなら原因を追究することは、目的ではなく手段だからです。
そもそも、何のために原因を追究するのですか?
人生を豊かにするためであり、現状を変えたくって、その一つの方法として今の自分が苦しくなっている原因を追究するんですよね。
だから、原因を追究すること自体に大きな意味はないんです。
本来原因を追究して、今自分を苦しめている考え方の原因を知り解消することで、そこからスタートラインに立ち自分の縛られていた考え方たら解放されて、『さあ、これからどう生きていく?』と問うて、人生を自分にとって望ましい豊かな方向に舵をとっていくことこそが目的ではありませんか?
そのためには、自分にWhy??を問うてばかりいても人生は動き出しません。
自分の人生、現実を動かしていく力があるのは自分にHowを問うていくことです。
どのように、それを手に入れる?
どのように、それを成し遂げる?
なぜできないのか? ではなく、どのようにしたらできるのか? を自分に問う。
自分にWhy?で問うていることを、Howに変換して自分に問うてみてください。
潜在意識は、必ずその答えを探し求め答えを出すでしょう。
その時あなたの現実が、あなたの望む方向へ進み始めるでしょう。