University College London(UCL)留学記:年内最後のテストが終了しました
おはようございます。University College London (UCL)の理学療法士の倉形です。理学療法士はリハ専門職のひとつです。
昨日は、テストでした。
今学期に受講した科目は、基本的に1500~2500語の課題レポートとペーパーテストによって成績が付けられます。昨日は、研究法に関する科目のテストでした。100問の選択問題を90分で解くというものでした。
5個の選択肢のうちから一つの正解を選ぶ形で、複数の正解が紛れているというような問題はなく割とシンプルというか受講生に優しいシステムでした。
私は課題レポートの作成に追われてしまっていたのであまり満足に勉強時間が取れませんでしたが、手応えとしては合格基準は上回ったと思います。
テスト問題は非常に面白かったです。解きながら、『こういう問題を通して研究法や統計に関する知識を確認するというのは非常に有意義だな~』と思っていました。
100問全ての内容は当然覚えていませんが、いくつか覚えてる問題に関して書きます
① SPSSの解析結果の表が問題に出ていて、その解釈として正しいものを選ばせる問題
選択肢の中で『有意差があった』とか『有意差はなかった』とかがあり、P値が書いてある場所を見つけさせて、その結果を解釈させる
② 箱ひげ図が与えられて、25パーセンタイルや75パーセンタイルの値を選ばせる
③ 2×2表が与えられてオッズ比を求める
関数電卓が会場にありました。私は普通の電卓が貸し出されるとばっかり思っていたので、関数電卓が使えませんでしたが。。。15年以上前に大学一年生の統計の授業以来触ってなかったので、全く思い出せずでした。ちなみにUCLはカシオの関数電卓でした。。。
その他にはサンプルサイズを求めたりなどでした。
良く練られたテストはいいです(^^♪
少し話がずれますが、英文法も参考書を読んでいるだけでは使えるようにならなくて、問題を解くことで知識が定着します(私はそうでした。というよりまだかなりの練習が必要ですが・・・)。
私は、科学的根拠に基づいたリハビリという考え方を大切にしています。慣れていない方にいきなり論文を読んでもらって、批判的吟味をしてもらっても何に注目してよいかが、なかなかわからなくて手が出しづらいと思います。こういう問題を通じて基礎知識を確認するという手法は最初のステップとしてはかなり有効なような気がしました。 テキストと実践の間を埋めるこういう確認テストは非常によいと思います。
公衆衛生や統計の専門家の力を借りながらこういうタイプのテキストを作って勤務先の教育に使いたいな~と思いました。
今日は一日ボーっと休んだのでかなり回復しました。
明日からまた年明けのテストに向けて勉強を再開します。
今日も、最後までお付き合い頂きありがとうございます。
理学療法士 倉形裕史
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