一流の投資家の考えかた
投資というものに関しては、プロのかたが沢山いるし、一言で言えない海千山千のかたがいる世界のため、私が詳しく述べることができない。
一般的に投資というものは、資産を分散し、対象を絞り投資をしていき、資産を増加をさせる。当たるものもあれば当たらないものもある。リスクが高いものから比較的低いものなど、これも多岐に渡る。
私自身も、オーナーさんやプロの投資家のかたとお話しする機会がたまにある。
彼らと話をしているととても興味深い話が聞ける。一般的な投資家やオーナーのイメージと違い、彼らはとても勉強熱心であり、そして人格的にも素晴らしい。他人の話をよく聞き、とにかく表情が豊かなイメージがある。もしかしたら富裕層のかたの特徴なのかもしれない。
しかしながら、表現方法が難しいが、敢えて表現すると、二流、三流の投資家のかたは、上記の印象と全く異なる。彼らはお金持ちというステータスを他人にひけらかし、味のわからないまま高いレストランに行き、水のようにワインを飲む。表情はどこかギラついており、余裕がないように感じる。そして共通点として、他者を承認しない(尊重しない)。
いっぽう一流の投資家のかたは、お金と自分との付き合いにそれなりの哲学を持っているかたが多い。とても細かいところまで、お金の使い方にこだわる。たとえば、私の知っている一流の投資家のかたは、かなりの高確率で家計簿をつけている。そして、細かいコンビニの買物までしっかり記録を取る。しかしながら、いざという時は、数十億円をポンとだす。
彼らは、お金の使い方や増やし方に対し、それが自分のアイデンティティであるかのように行動する。これは、今の経済世界で生きている人間にとっては至極真っ当な考えなのかもしれない。
とある投資家のかたと私とまだ新社会人のとある企業の新卒のかたの3人で会食に行った際、その投資家のかたが非常に興味深い話をしていた。
以下は、新卒の子が今後の投資するべきものについて、投資家に質問した時の彼の答えだ。
「たとえば、若いうちに1万円をなにかに投資したとしても、ほとんど真っ当な投資なら儲からない。儲かっても千円ぐらい。仮に儲かる投資があったとしても、それはパチンコみたいな博打と一緒です。失敗する確率が高い。
であれば、少しだけ無駄な出費を抑えたり、たとえばゲーム課金なんかをやめて、毎月2000円を1年貯めると、2万4千円貯めることができる。
さきほどの1万円を1年間毎月投資して、12万円を元手にしても、せいぜい1万円儲けれるかどうか。利を出すという考えならば、節約したほうが賢いですよ」
投資というのは、ある程度の資産がないと儲からない。そしてそれと同時にお金との付き合いを若いうちから徹底的に身につけていなければいけないと思う。
投資も大事だが、出るお金にも少し目を向けてみても良いかもしれない。
また自分とお金との関係を見直してみると、新たな自分が確立できるかもしれない。
成功者に対する違和感