最優秀賞は東大生の「トークン エコノミでペット業界からビジネスと倫理を両立させる」|TOKYO STARTUP GATEWAY
【ビジネス報道】 東京都(知事:小池百合子)は、平成三十年十二月四日に東京・芝公園にて『TOKYO STARTUP GATEWAY』の決勝大会を行った。本年で五回目。これは都の「スマートシティ構想」の一環。二十七年度に五.六㌫であった都内の開業率を後五年で米英並みの十㌫台へ増加させる事を目標にしている。若者等に起業への関心を向けて貰う事を目指し、本コンテストを開催している。
特徴は四つ。ブラッシュアップ・育成型のビジネス プラン コンテストで、応募時には明確なビジネス プランは必要とせずに四百文字のアイデアで応募、十五歳から三十九歳までの個人の若者が対象、多様なテーマをカバーするメンタ陣。都の開業率向上に向け、起業の門戸拡大を図る。エティック(代表理事:宮城治男)が事務局を務める。四年間で既に七十人以上がアイデア段階からの起業を果たした。
エティックはNPO法人。マネックスGの松本大(癸卯)代執等が理事に名を連ねる。五年に学生起業家の全国ネットワーク組織として活動を開始。一貫して自ら社会に働きかけ、価値を生み出していく起業家型リーダの育成に取組んできた。九年よりITスタート アップやソーシャル ビジネスの「起業家の右腕インターンシップ」を事業化。報道現在で累計四千五百人の学生が参加し、一千二百人の起業家を輩出した。
本年は一千二百二十九人の中から十人が決勝に進み、観客の前で五分間のプレゼンを行った。審査員は「東大」の各務茂夫 教授等。
最優秀賞は、「東大」獣医学科の四年生・遠藤玲希央の「トークン エコノミでペット業界からビジネスと倫理を両立させる」。トークン エコノミによるペット系口コミ情報プラットフォーム「ぱるのび」で倫理的に正しい人が報われる社会を作り、持続的な社会課題解決をするという。優秀賞は、清水章矢の「十分一千円からの治療をしない予防歯科Hakara」と丸山亜由美の「アート&デザインからワクワクできるヘルスケアをつくろう」。
尚、今回のファイナリスト十名は、十二月上旬から三月下旬にかけて開催される本コンテストのアクセラレーション プログラムに参加する予定。
写真提供:NPO法人エティック