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ながさわらむの酔いどれ天使になる前に

プライド

2018.12.13 06:46

日本の裏側の田舎街でもいま10階建て以上のマンションを建てている

市民は高層マンションと呼んでいる

中の工事はみんな県外から仕事にきてるのだが

俺は給水分岐工事でそのマンションに行ったときのこと

昼前だった

ガシャンガシャ~ン!

凄い音がして見に行ったら

足場が崩れタイルを運んでた爺さんが墜落して倒れてた

頭から血を流し膝から下があり得ない方向を向いてるのだ!

死んだと思った

間もなく

意識を取り戻したみたいで

う〜んう〜んと痛々しくうなってた

そこへ「大丈夫かぁ〜!」

トビのおっさんが来た

そこへ監督もけっそうかいて

走ってきた

トビのおっさんが監督に

「タイル屋さんが落ちたんだよ!」

すると監督が

「いや雑工の木村さんだ」

その言葉を聞いた爺さん

目をかたく瞑り痛みをこらえてたが

クワッと目を見開いて口の中の血をペッ!っと吐き出したかとおもうと

「雑工じゃね〜バカヤロー多能工だぁ!」

そう言ったのだ。

  酔いどれエッセイ

    【プライド】より