得意は完璧でなくていい
2024.06.14 09:00
あなたの得意なことは何ですか?
以前の私は、こういうたぐいの質問が苦手でした。
自分の中では、答えはあっても、他者からみたら大したことない思われるかもしれないとか、
自分自身の自分の評価と他者からみた自分の評価がずれているかもしれないという恐怖があったからだと思います。
だから、得意なことと聞かれて答えるためには完璧でなければならないと思っていました。
だけどそんなことありませんし、そもそも何をもって完璧といえるのでしょう。
きっと、その頃の私が思い描いていた幻の完璧は一生訪れないし、
逆に自分自身が認めてしまえば、私たちは既にいつも完璧な状態です。
得意なことって、言い方を変えれば
自分が夢中になれるもの だったり 自分自身が誇れる力 なのではないでしょうか。
私は、心のことと向き合うのが得意です。
それは、カウンセリングが上手とか、知識をいっぱい持っているからではありません。
心のことに向き合っている時間は本当に楽しくって、あっという間に時間が過ぎてしまうからです。
それは幻の完璧とは程遠く、それがまた楽しめる力になります。
そしてそれが私の完璧な状態。
ある人は、人に助けてもらうことが得意という人もいます。
一般的には、できないことがあることを得意とは言わないかもしれない。
だけど、できないことが沢山あるから自分は人に助けてもらうのが得意なんだとおっしゃいます。
一見、ネガティブに捉えてしまうようなことでも、それはその人の意識次第で強みになり得意なことを見出すことができるのです。
幻の完璧に似た得意ではなく、あなたがそこに意識を向けるだけで生まれる得意なことを見つけてみてください。
得意なことは、つくらずとも、すでにあなたの中に存在しているはずです。