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中村鏡とクック25cm望遠鏡

へびつかい座の球状星団

2024.06.09 11:40

M12,M10,M14,M9,NGC6366,M107

 M12(NGC6218)は、M10の3.5°南東に位置する球状星団(6.6等)です。大きさや明るさはM10と同程度ですが、密集度はM10より低いです。

 M10(NGC6254)は、へびつかい座δ星の東約10°、30番星の1°西に位置します。M12と比べると、明らかに集中度が高いことが分かります。

 M14(NGC6402)は、へびつかい座β星の南約8°にある球状星団(7.6等)です。M12やM10と比べると、視直径が小さく地味に見えます。

 M9(NGC6333)は、へびつかい座ζ星の北にある球状星団(7.9等、視直径9.3')です。小さい割には明るく見えます。4つの球状星団のうちで、一番南に位置します。

 NGC6366は、へびつかい座47番星のすぐ東に位置する球状星団(8.9等、視直径8.3'、タイプⅣ)です。1860年4月12日、ドイツの天文学者フリードリヒ・アウグスト・テオドール・ヴィネッケによって発見されました。地球から11700光年の距離にあります。

 M107(NGC6171)は、へびつかい座ζ星の南に位置する球状星団(8.1等、視直径10'、距離20900光年)です。メシエ天体の中では、最も遅くに発見されたものとされます。まばらで小さく、中心付近が星雲状に見えます。

(参考文献)

星雲星団ウォッチング,浅田英夫,地人書館,1996

Wikipedia,NGC6366,2024/6/14閲覧

Wikipedia,M107,2024/6/14閲覧


(続)星空ハイキング,市川利光,コプティック星座館,2000