2024.6.9 雨呼山①
2024.06.10 02:37
令和6年6月9日(日) 参加者:11名 ガイド:伊藤尚人
コース:千手院~垂水遺跡~急登~猫岩展望台~入会山堺~雨呼山山頂 往復
(所要時間:約7時間00分)
雨呼山はやまがた百名山の一つに数えられていますが、信仰の山でもあります。古くは西
の出羽三山の山岳信仰修験に対し、東の山寺から雨呼山、鵜沢山を経て若松観音に抜ける
「奥山駆け」の修験の山であったそうです。その「奥山駆け」の一部である垂水遺跡から雨
呼山区間を往復してきました。雨呼山山頂に向かう道としては一般的ではありませんが、よ
く整備された道です。ただしとんでもない急登とアップダウンが続く行程はまさしく「奥山
駆け」にふさわしい厳しさがあります。まずは垂水遺跡を見学し観光気分でしたが、少し登
山道に入るや足場の滑りやすい急登の連続となり登りごたえは抜群です。ロープが設置され
た急登はまさに修験の気分。急登の次は急峻なヤセ尾根を伝いアップダウンを繰り返しなが
ら山頂を目指します。みなさんこの大変さは予想外だったようで、「こだい大変だど思わね
っけー」と高評価をいただきました。展望は猫岩展望台の一カ所しかなく、眺めはあまり期
待できない山ですが、広葉樹の美しい森とイチヤクソウ、さらに山頂に近づくにつれて広が
るブナ林に癒やされながらの登山となりました。秋にはもう半分の若松観音コースのプログ
ラムもありますのでお楽しみに。