Pianist由美子UNO が綴るショパンの情景

ショパンの言葉と私のことば

2018.12.13 15:05

引っ越した私は転校生と呼ばれる。その日私は教室にひとりで立っていた。休み時間は賑やかな皆の声が校庭に響いていた。

ついこないだまで友達と自分も元気に遊んでいたのに、その時ひとりになった。

皆の賑わしい声が遠くの方の別の世界から聞こえてくる。

教室でひとり窓からそれをじっとただ眺める。

言葉も遊びもすべてが違うのだ、わかり合うのが難しい。違いがたくさんある。それを観察する。

私は「さよなら」した皆から手紙を貰った。私は皆に宛てた返事を書いた。それを先生が読んで教室に貼ってあると友達の手紙で読んだ。

ショパンはフランス語は

少しはできても習得はできなかった。

言葉の違いはショパンも遠くの世界の声に聞こえたことがあったかもしれない。