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日本の文化

2018.12.13 22:12

日本人は、不完全を美だとします。

絶対に左右対称にはしない。

完成を目指さない。


そういう美があると言った文化人類学者がいるそうです。

海外では、そのことに驚き、日本の文化を賛美する人がいるということです。

完成されたものではない未完成のまま完成とする文化があるということですね。

なるほど、日本人には、当たり前すぎて気づかないところかもわかりません。


様々な文化を吸収してきたことは事実です。

中国の文化やアメリカの文化

それは、どんなに日本をエコヒイキしても事実だと思います。

特に戦後はアメリカを真似してきたと思います。

しかし、その文化人類学者は、これほどまでアメリカの影響を受けているにもかかわらず、アメリカには全く似ていない。

中国の文化を強く受けていたはずなのに、どこに行っても中国には似ていない。

そんな国は稀なんだそうです。

そんなもんかな~って思いますが、事実なんでしょうね。


休みの日でも家から半径5km以上行かない私は、もちろん海外にも行ったことがありません。

いわゆる井の中の蛙ですね。

小さい時にリトルリーグで沖縄に行き、米軍キャンプの家に1週間ぐらいホームステイさせてもらったことがあるぐらいです。

私が小学校の時ですから、40年以上前の話です。

同じような住宅が建ち並び、家には大きな冷蔵庫があって、その当時ですら洗濯物を朝出すと、昼には、綺麗に仕上がっています。

沖縄が日差しが強いからではなく、洗濯物は乾燥機だった訳です。

もちろん住宅地の一軒一軒には、庭があって普通にキャッチボールができる広さがあります。

だから移動は全て車でした。


でも小学校の時ですから凄いなぁ~って思いましたが、私は、どこか違和感を感じていました。

広い敷地がある家を羨ましいとは思わなかった。逆にこれって住みにくいよな~。

ぐらいにしか思っていませんでした。

隣の家との距離が近い方が便利なのになぁ~。こんなに遠かったら遊びにいけやん!!

ぐらいに思っていましたからね。


アメリカには憧れても、日本人の中には、それを拒絶する何かが、自然に備わっているんじゃないでしょうか?

これって、もの凄い個性なんじゃないかと思います。

戦後のアメリカ指導の教育で、自虐史観を意識づけられる教育を受けてきました。

これほどまで自国の悪口を言っている人が多いにもかかわらず、他国に全く似ていない国。

そんな文化を持った国を海外の人が見て驚いている訳です。


強烈な個性を持ちながら、その個性を決して表には出さない。

自分を主張しない。

個ではなく、全体を強く意識する国民です。

しかし、そういう国だからこそ個を大切にしてきた訳です。

だからこそ栄えた文化があり、自己を探求し続けてこれたのでしょう。

茶道や華道、書道と言った決して派手ではない日常的な行為の中に美を求め、切磋琢磨し、一種の遊びを芸に変えてきた。

いわゆる遊びの天才なんだと思います。

きっと、他国よりずっとずっと自由な国なんじゃないかとも思えます。


まぁ、オタク文化の国なんでしょうね。

はよ言えば、井の中の蛙大海を知らず。

の国です。

しかし、空の深さ(青さ)をどの国の人より知っているのかもわかりません。

そんな文化が根づき、実は海外から賞賛の声があり、逆に憧れられている存在になっているのにもかかわらず卑屈なことを言っている人が多いのは、おかしな話しです。


私は、そういう日本に生まれて本当に幸せだと思っています。

大きな戦争を経て、その戦争で亡くなられた英霊のお陰で今があります。

それは誰がなんと言おうが事実です。やはり感謝せざるをえない。

様々な問題は抱えてはいますが、本当の意味で平和を愛し、国土を愛した国民だと思います。

そんな国を誇らしく思えないのはどうかしているんじゃないかと思います。


小学校の時、一部のアメリカを感じて違和感を覚えたように、やっぱり、この国のシステムは他に類をみない存在なんだと思います。

もちろん完璧ではありません。悪いところも沢山ありますが、こんなにも平和を重んじ、個性を重んじる国は他にはないのではないでしょうか?


別に海外に出なくても、小学生の時から日本人としての個性を強く意識し、その魂を感じとって育ったんだとなと思います。単純に教育されたものではなく、ただそう感じとっていた。

それは祖先から受け継いだハッキリとは物言わぬ何らかの存在(魂)を意識せざるをえません。


自国を愛するなんていうと大袈裟です。そんな大儀のある人間ではありません。

しかし、私と関わってくれた多くの人を大切に思う気持ちこそが、日本という国家を大切に思う気持ちに他なりません。

きっとお国の為と思って戦争に行った方も、心の中では、家族や友人の為と思っていたに違いありません。そういう意味で自国を愛せないというのは、関わった人を愛せないと言っているのと同じなんじゃないかとも思います。

誰しも一人で育った訳ではないはずです。それを育ててくれた国家ですからね。

頭では、こんな国と思っていても、やはり日本人一人一人の中には、そういう思いが根付いているんじゃないかと私は思っています。

震災があったとき、何か人の為になることがあるんじゃないかとボランティアに行った若い子達が沢山いた。この事実がそれを象徴しているんじゃないかと思います。