セルフライナーノーツ
今回、かなり短いスパンで新曲をリリースする運びとなりました(まだ審査中ですが)。若干無理しました。
またセルフライナーノーツ的なものを書こうと思うんですが、今回ちょっと長いので2部に分けようか悩み中。本当に長いから。
このGRAHAMという曲、本来は去年三人で組んでいたバンドで披露される予定でした。メンバーにはデモを渡していましたし、リハでも試しています。アレンジなんかもイントロのピアノのフレーズがギターだっただけで、あとはほぼ変わっていません。もし三人でライブをやってたらこんな感じだったんです。
当時ライブをお誘いいただいたの時の対バンの方々は、本当に歌が上手な方ばかりでした。長年ボーカリストでいた方々なので当然といえば当然なのですが。我々にはもちろんそんな武器はありません、なんなら演奏だってイマイチです。あとはセンスで戦うしかありません。若い頃であれば新しい音楽をいち早く取り入れ、誰よりも早く発表するという方法もありましたが、新しいものなんて既に興味を失っています。オッさんですから。出来ることといえば、90年代感を全力でブチ込んだ曲を作って勢い任せでやるだけです。そんな思いで作った曲がこれです。UKならブリットポップ、USではパワーポップなんてのもありました。WEEZERとかね。そういえばSummercampっていましたよね。かなり好きでした。作曲した当初はグランジな要素も入れていたんですが、蛇足かなと思いそのパートは省きました。今回の曲、ハモリパートがかなり多いというか、ハモリっぱなしですが、本来これを三人でやりたかった。一人でハモってもイマイチ引っかからないというか、厚みに欠けますね。こればっかりは仕方ないかな。
あ、速くてパンキッシュでハモリが多い、というとメロコアがありますが、私は全くメロコアは通ってません。ハイスタのCDすら聴いたことないですし、あと誰かいます?私世代だとメロコア真っ盛りだったんですけどね、、、なんかね。あんまり好きじゃなかったな。ギターポップのバンドがパンク化していくのは好きでした。と、まあ余談です。
タイトルのGRAHAMですが、、、今回ギターのフレーズがデモの段階だとかなりGirls&Boysでして、、グレアムコクソンですね。結局そんなにグレアム感は無くなってますけどね。ちなみに相変わらず歌詞は関係ないです。
歌詞に出てくるFeel the PainはFeel the Painです笑。これはデモの時からそうでした。
歌詞についても少しだけ。
今回の歌詞のテーマは、、『水曜どうでしょう』です。
は?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。が、玉田玉山という講談の方がいらっしゃいますが、その方が言われている通り、、水曜どうでしょうの出演者達はまったく頑張っていない。いや、頑張っているのかもしれないが、全く違う方向を向いています。しかしそんな彼らを見ると、心に不調がある際にも元気になるというか、ちょっとだけ救われるというか。私にもそんな時期がありました。
サイコロでも甘いものでも原付でも構わないんですが、彼らを見ていると本人達の意思とは関係なく、まるで神に翻弄されているような、そんな感じすら受けます。欲をかくと失敗するじゃないですか。結果ヤケクソじゃないですか。すごくパンクを感じます。そんな、視聴者側と出演者側の様子を歌詞にしたわけです。ちなみに私は去年ライブビューイングも行きました。映画館で観ましたよ。同日にあった某バンドのライブと天秤にかけてどうでしょうにしてしまいました。ちなみに元々のタイトル、FUCKの時はジジイが外でファックしてる、とかいうどうしようもない歌詞だったんで、今回良いのが書けて心底良かったです。
さて、次回のリリースですが来年になると思います。一応SLOW(仮)という曲もあるんですけど、カッコ悪いんですよ。なのでしばらく新しいの作ります。あ、NO WAVEのデモも出そうと思ったんですが、歌が入ってなくて、、リリースしたやつの歌を貼り付けようとしたらテンポが違ってだめでした。デモなのに歌を新しく録るのも本末転倒だよな、ということでお蔵入りです。
もし今年中にリリースすることがあるとして、、次はこっそりリリースしてみたいと思います。
では。