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出演情報 Theatre Ortプロデュース『放課後 女学生1920』

2024.06.09 06:00


Theatre Ort プロデュース公演

『放課後 女学生1920』


作:古川 健(劇団チョコレートケーキ)


演出:倉迫康史(Theatre Ort)


出演:奥原千陽、岸本綾菜、笹尾彩華、長谷川佳穂/木谷美絢


協力:平 佐喜子


日時■2024年7月

   4日(木)19:00〈完売〉

   5日(金)11:30〈残席わずか〉

                          15:00〈残席わずか〉

                          19:00〈完売〉

        ※受付開始・開場は開演の30分前。当日受付順の入場


会場■池袋・自由学園明日館 RM1925

   https://jiyu.jp/

   東京都豊島区西池袋2-31-3 03-3971-7535

   ※公共交通機関をご利用ください。

   ※貴重な文化遺産が会場です。


料金■全席自由(前売・当日共) 一般3,000円 学生2,000円


定員■15名


上演時間■50分予定。休憩無し


チケット予約■https://forms.gle/J711yMV7oGzk1a9UA


問合せ■info@ort.design


公演当日連絡先■080-4097-4745(Ort)




【作品紹介】

この作品は2022年度に第30回読売演劇大賞を受賞するなど今や人気・実力ともに名高い劇団チョコレートケーキの座付き作家である古川健さんが、2013年に初めて外部に書き下ろした脚本です。執筆を依頼したのは今回も演出を担当する倉迫康史、2013年11月、学習院女子大学での演劇祭pafe.GWC2013のオムニバス公演「女子大生100年日記」の一作として上演されました。


「女子大生100年日記」は学内の劇場ではない場所3カ所を仮設会場にし、それぞれ1920年・1969年・2020年の世界を生きる女子学生を描いた45分強の作品を三人の演出家(1969年は双数姉妹・小池竹見氏、2020年はタテヨコ企画・横田修氏が担当)が上演、それぞれの会場とマッチした演出やキャスティングは得難い体験に多くの観客をいざない、大きな窓から枯葉散る銀杏の木が見える学生食堂の片隅で上演され、本作もまた「タイムスリップしたようだった」と高く評価されました。


再演するのならば、初演以上に相応しい場所でと考えていたところ、あっと言う間に10年が過ぎました。しかし、待った甲斐があってキャスト・会場・タイミングと三拍子揃いました。現在は国の重要文化財に指定されている、1921年に設立された女学校の教室で1920年の女学生たちの会話を紡ぎます。



【会場紹介】

自由学園明日館は、1921年(大正10)、羽仁もと子、吉一夫妻が創立した自由学園の校舎として、アメリカが生んだ巨匠フランク・ロイド・ライトの設計により建設されました。ライトは建物全体の意匠を幾何学模様にまとめ、ホールの窓には木製の窓枠や桟を幾何学的に配して、ユニークな空間構成を実現しました。


1921年4月、まだ荒壁が残る教室で、自由学園最初の入学式が行われました。ライトは開校を祝し次のような言葉を寄せました。「その名の自由学園にふさわしく自由なる心こそ、この小さき校舎の意匠の基調であります。幸福なる子女の、簡素にしてしかも楽しき園。かざらず、真率(しんそつ)なる。」


自由学園明日館は関東大震災や第二次世界大戦の空襲からも免れましたが、老朽化が顕著となり、「保存か」「取り壊しか」の議論が巻き起こりますが、歴史的、芸術的価値が評価され1997年に国の重要文化財の指定を受け、3年間の保存修理工事ののち、今日に至ります。