コミュニケーションに大切なもの
コミュニケーションを良好にするために一番大切なことは『挨拶』だと思います。
しかし昨今は、色々な「もの」や「こと」が省略することが当たり前のようになっています。
その中にコミュニケーションに大切な「挨拶」が省略されているように感じます。
それでなくとも「我関せず」という傾向の世の中でどんどんコミュニケーションを難しくしているのではないだろうか?
ただ、効率を上げるためなどでの無駄を省くことは必要なことだと考えます。
『不易流行(ふえきりゅうこう)』という言葉が昔からあるように、時代に対応して変えていかなければならないこともありますが、変えてはならない部分もあるのです。
何が言いたいかといいますと、ここ数年前から人に会った時の挨拶に物足りなさを感じてしまっているのです。
どういうことかと言いますと、例えば贈答品が届き、電話でお礼を伝えたとします。
その後、先方と会う機会があると「先日は結構な物を有難うございました」と言っていました。
電話でも、直接でも一度はお礼を言っていても、その後一週間程度以内に会うことがあれば「先日は・・・」と再度お礼を申し上げることを昔は親から習ったものです。
他に会社で忘年会・新年会等の宴会に出席して翌日出社したら「昨日はお世話になりました」という挨拶も当たり前のようにしていました。
父の仕事を手伝い始めた当初、一緒に色々な会社へ訪問していたときに『ここの社長にまだあの礼を言ってないな』とか『あれからまだ謝ってないな』とか『この前〇〇を貰ったな』等を確認し、挨拶をしていました。
そんなことを身近で見ていたことで自然に私もそんなことを言うようになりました。
ただ、最近は相手方の反応が凄く鈍くなってきたのです。
お礼を言っても「何が?」って感じなのです。
例えば午前中にある会社に訪問して業務をこなし「ありがとうございました」と帰り、午後別件でその会社に電話をした際に先ずは「午前中はありがとうございました」といって要件をお伝えするのですが、午前中のお礼に対して無言が多いのです。
何でも最近は省略する世の中だからか「何で何度も言うの?」って感じなのだろう。
何でも早く効率よくすることが当然の世の中ではありますが、AIの時代がきても何事も機械的事務的な対応だけでは人とのつながりが出来なくなるのではないだろうかと思ってしまいます。
太古の時代から日本民族は争いを好まず「感謝」と「共生」の心で互いに協調していくことが幸せに生きて行けるのだと、先祖代々脈々と後世に伝えられてきました。
昔から脈々と続いていることは『良い』から続いているのであり、「古臭い」「昭和か?」「そんな時代じゃない」等々昔からのしきたりなどを馬鹿にする傾向が強くなっていないだろうか?
やはり、昔の人が教えて来たように「手ぶらで訪問するな」「お礼はちゃんと言え」「謝罪はちゃんとしろ」「この前のお礼は言ったか」「この前の謝罪ももう一度しとけ」等、また「まず訪問したら『いつもお世話になります』といってるか」とか「失礼します」「ありがとうございました」とか先方が体調を崩していたことを知っていたなら「その後、体調は如何ですか?」等々、とにかく相手を気遣うことが大切だと思います。
こんな風に言われて嫌な人はいないでしょう。
そんなことがちゃんと言えることは何でもないことです。
「何でもないなら言わなくてもいいじゃん」と言われるかもしれないが、その何でもないことも続けていることで人柄を認めて頂けることに繋がると私は思うのです。
そんなことから良好な人間関係が構築されていくのではないだろうか?
昔の人の教えは先ずは素直に聞くものだと思います。
本日はここまでに致します。
本日の記事が皆さんのお役に立てれば幸いです。
今日もみなさんに沢山の幸せがやってきますように!
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最後まで読んで頂き有難うございました。
本日の記事が皆さんのお役に立てれば幸いです。
本日は、これで失礼致します。
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