その後ろには
こんばんは、みっちです。
facebookで記事をあげていたので、
特別書かなくてもいいかな…なんて思っていましたが、書きたくなったので、先月の連休に行った「こころの木」の合宿での体験を少しお伝えします。
11月下旬の連休をまるまる使って、
長野県上田市へ、
こころの木メンバーと合宿に行きました。
お稽古いっぱいやるぞ!!!
という合宿ではなく、
自然の中で氣ままに過ごして、
美しいものを見て、感じて、味わって、
自分を満たしてあげよう、というのが、
主なテーマでした。
幸い、満月だったので、
恐ろしいくらいに巨大で美しい月を見ることができました。
写真は、夜明けに沈む月。
あまりの光量に、眩しく目を細めるほど。
本当に美しかったです。
戦地に送られた画学生の形見の作品群を展示する「無言館」
戦地へ行かなくてはならない絶望が描かれているのかと思いきや…溢れんばかりの作品への情熱、描くこと、表現することへの愛情が感じられて、自然と涙が溢れてきました。
どの作品も、高い熱量で、
つい昨日仕上げたみたいな、
新鮮なエネルギーに満ち満ちていました。
なんて豊かな才能を亡くしてしまったことか…
行きがけに寄った上田城では、
枝垂れ桜の枯れ枝の向こうに、
美事な紅葉を見ることができました。
枯れ枝になっていたから、
こんなに美事な紅を見つけられました。
不幸な、ついてない話として語られたストーリーの中に、素晴らしいギフトを見つけたような…そんな感じでした。
早朝の散歩では、
霜のおりた下草の上を歩く感触や、
踏みしめる音、
空氣の冷たさがとても心地良かったです。
日常の中に、こんなにも豊かさが散りばめられているとは。
それに氣づけたことが、
何よりの収穫でした。
合宿中は、みんなでご飯を作り、
賑やかにいただきました。
「同じ釜の飯を食う」って、
やっぱり楽しいものです。
最終日の朝は、
別所温泉で朝風呂を満喫。
芯まで温まる、良いお湯でした。
お土産は、ほおずきジャム。
家人にも、楽しさと美味しさのお福分け。
合宿中は、
日々を過ごす感覚、
受け取っているもの、
身の内から溢れ出るもの、
それらを分かち合い、
理解し合うという時間を
多く過ごすことができました。
人として暮らすこと自体が、
プレイバックシアターなんだなぁ…という、
ちょっと哲学的なことを
メンバー同士で分かち合いました。
彫刻をしたり、ストーリーを演じたり…ということはしませんでしたが、今の氣持ちを伝える、ということを沢山やりました。
またひとつ、成熟したように感じます。