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その後ろには

2018.12.14 14:57

こんばんは、みっちです。

facebookで記事をあげていたので、

特別書かなくてもいいかな…なんて思っていましたが、書きたくなったので、先月の連休に行った「こころの木」の合宿での体験を少しお伝えします。

11月下旬の連休をまるまる使って、

長野県上田市へ、

こころの木メンバーと合宿に行きました。



お稽古いっぱいやるぞ!!!



という合宿ではなく、

自然の中で氣ままに過ごして、

美しいものを見て、感じて、味わって、

自分を満たしてあげよう、というのが、

主なテーマでした。


幸い、満月だったので、

恐ろしいくらいに巨大で美しい月を見ることができました。



写真は、夜明けに沈む月。

あまりの光量に、眩しく目を細めるほど。

本当に美しかったです。





戦地に送られた画学生の形見の作品群を展示する「無言館」



戦地へ行かなくてはならない絶望が描かれているのかと思いきや…溢れんばかりの作品への情熱、描くこと、表現することへの愛情が感じられて、自然と涙が溢れてきました。



どの作品も、高い熱量で、

つい昨日仕上げたみたいな、

新鮮なエネルギーに満ち満ちていました。



なんて豊かな才能を亡くしてしまったことか…




行きがけに寄った上田城では、

枝垂れ桜の枯れ枝の向こうに、

美事な紅葉を見ることができました。



枯れ枝になっていたから、

こんなに美事な紅を見つけられました。



不幸な、ついてない話として語られたストーリーの中に、素晴らしいギフトを見つけたような…そんな感じでした。





早朝の散歩では、

霜のおりた下草の上を歩く感触や、

踏みしめる音、

空氣の冷たさがとても心地良かったです。



日常の中に、こんなにも豊かさが散りばめられているとは。


それに氣づけたことが、

何よりの収穫でした。



合宿中は、みんなでご飯を作り、

賑やかにいただきました。



「同じ釜の飯を食う」って、

やっぱり楽しいものです。




最終日の朝は、

別所温泉で朝風呂を満喫。

芯まで温まる、良いお湯でした。



お土産は、ほおずきジャム。

家人にも、楽しさと美味しさのお福分け。




合宿中は、

日々を過ごす感覚、

受け取っているもの、

身の内から溢れ出るもの、

それらを分かち合い、

理解し合うという時間を

多く過ごすことができました。



人として暮らすこと自体が、

プレイバックシアターなんだなぁ…という、

ちょっと哲学的なことを

メンバー同士で分かち合いました。




彫刻をしたり、ストーリーを演じたり…ということはしませんでしたが、今の氣持ちを伝える、ということを沢山やりました。




またひとつ、成熟したように感じます。