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HG ガンダムルブリス量産試作モデル

2024.06.16 14:19

キット情報

・HG 1/144 ガンダムルブリス量産試作モデル

・発売日: 2024年4月


「乗り手の命すら奪う…これは道具ではなくもはや呪いです」


プレミアムバンダイ限定キット「HG 1/144 ガンダムルブリス量産試作モデル」の紹介レビューです。


「ガンダム・ルブリス量産試作モデル(以下:量産ルブリス)」はテレビ放送本編の前日譚として放送前に公開された「PROLOGUE」の登場するモビルスーツです。

エリクトの父「ナディム・サマヤ」が搭乗し、プロローグ本編ではとてもかっこいいシーンがあったものの、一般販売のラインナップからは外れていました。

放送終了後から約半年後、同じくラインナップから外れていた「ハイングラ」と共にプレミアムバンダイでキット化と相成りました。


そしてなんと、6月の「ガンドノード」を最後に水星の魔女公式HPの"モビルスーツ"のページに載っている機体は全てキット化されたことになります。このプロジェクトがいかに力の入ったものだったかがわかりますね。

大半のパーツが一般販売の「ガンダムルブリス」から流用されているのですが、待望の発売だったこともあり、プレバンの二次販売分も速攻で売り切れ…という具合で現時点でかなり入手難易度の高いものになっています。

自分も一次二次販売で買うことが出来ず、結局プラモ仲間の人に一次販売のものを譲ってもらっています…


記事のものはほぼ全塗装を施していて、成形色などを確認したいキットのレビュー記事としてはあまり参考にならないかも知れませんが、武装やギミック・塗装箇所などをいつものようの紹介していきます。


ベースキットのHGルブリスと同様、KPS中心のポリキャップレスキットです。

ルブリスは2年ほど前のキットですが水星キットの中でも初期のものなので、今目線で見ると肩のボールジョイントや足首のC字ジョイントが外れやすさが少しだけ気になりました。

キットの成型色は本編のイメージ通りでとても綺麗だったのですが、せっかく水星の魔女で一番好きなMSがキット化されたということで、全塗装してみました。

頭部のセンサー部分以外はスプレー塗装し、デカールもオフィシャルなコンテストなどに出せるように"ガンダムデカールNo.133 機動戦士ガンダム 水星の魔女汎用1"を中心に使用しています。他、フレームのケーブル類などをシルバー系で塗装しました。

水色部分はタミヤのAS-19 インターミディエイトブルーがまんま量産ルブリスの基本カラーなので良かったです。

トップコートは試作機らしさやロービジカラーのイメージに合わせて全てつや消し。

ナディムが搭乗していたルブリスが「LF-01」の呼称だったので、ナディム機のイメージで01のデカールを貼ってみました。


要塗装箇所

頭部のツインアイ・センサー部分以外だと青枠で囲った部分はシールでの再現です。

膝装甲の両側とガンビット「キローニアン」の発光センサー部分を緑or赤のシールで補う方式です。

センサーは円形の曲面になっているのでシールを綺麗に貼るのはけっこう大変かも。

胸部のシェルユニットですが、インモールド成型のパーツは付属せずシールの上からクリアパーツを被せる方式でした。

エアリアル系の限定キットは基本的にこの仕様なので、目玉商品以外にはインモールドパーツは付いてこないことが多いです。やはりコストが高いんでしょうかね…

今回の記事ではシェルユニットは黒シールのOFF状態にしています。



余剰パーツ

サイドにアンテナのあるルブリスの頭部パーツと、胸部エアインテークのカラー変更に伴って不要となる胸部のパーツが余ります。

また、ランナーの都合でルブリスのレシーバーガンのビーム刃も付いてきます。

ルブリスとの大きな違いはカラーリングと武装のみなのですが、その違いでミリタリー感・テストタイプ感が感じられる本当にかっこいいモビルスーツだと思います。


武装やギミックを紹介します。

※以下の写真から「左の平手」を使用していますが、これは本キットの付属品ではなく「ルブリスアノクタ」のものを塗装して流用しています。


「ビームライフル」

量産ルブリスの専用火器です。

"GUNDフォーマットを介して精密射撃が可能"という設定に基づいた、長射程のロングバレル。

ルブリスやエアリアルもコンパクトなライフルだったので、けっこう新鮮なデザインですね。

やっぱり付属品として平手が欲しかったところ…

エアリアルタイプの平手が欲しい場合は「ミラソウル社製フライトユニット装備」を買わないといけないんですが、手甲の細かいデザインを気にしなければ規格が同じ30MM オプションパーツセット12なんかも良さそうです。


「キローニアン」

本編ではカテドラルの兵士より"スウォーム兵器"と呼称されていた、ルブリスに搭載された吸着起爆式のガンビットです。

目玉の新規パーツということもあり、コンテナは本編と同じように前後共に開閉可能で10基すべてのガンビットが独立して取り外し可能で、さらに射出状態の物も複数付属している豪華な仕様です。

ガンビット中央の発光部分はシールでの再現、記事のものは塗装しています。

大型ランチャーを展開して、キローニアンを射出!

基部の部分はボールジョイントになってるので、自由に動きを付けることが出来ます。

ただ展開ギミックの関係上パーツの重量があるので数年後にヘタりそうで怖いかも…

射出状態のガンビットは"3mm穴"ではなく"3mm軸"なのでスタンド側が受け穴である必要があります。

あまりこの仕様のスタンドってないので、射出状態で飾りたい場合は素直に「水星の魔女 ウェポンディスプレイベース」を使うのがベターです。


量産ルブリス、ルブリス、ルブリスアノクタで並べて。

ベースキットは全部同じなのに武装とカラーリングで全く印象が異なる別機体に見えるのはすごいなと。

大型ランチャーは3mm軸のバックパックなので他の水星の魔女のキットにも取り付けが可能。

カラーリングを合わせてエアリアルやルブリスに付けてミキシングするのも良さそうですね。


以下本編から

「君たちの造った、GUND-ARMを信じろよ」


「LF-01、射出!」


「速い、これがガンダムか!」


「パーメットスコア、3(スリー)!」


「エルノラ、君か!」「パパ!」



「この回線を切れ」
「できません、発信源はガンダムと推測」


「Happy birthday to you…」


呪いのモビルスーツ、ガンダム



1/144 ガンダムルブリス量産試作モデルの紹介でした。

一般販売されても良さそうなものでしたが、胸部のカラーパターンがルブリスと異なる関係で胴体の構造が別物になっており、また新規の大型ランチャーも展開ギミックのため複雑なパーツ分割になっていて、いざ作ってみると後日販売にも納得できました。


足首のすっぽ抜けやすさなどベースキットのルブリスの弱点をそのまま持ってきている部分もありますが、とは言え抜群にかっこいいので、とても良いキットだと思います。

一番の弱点は入手難易度ですね…

今後ガンダムベースのクリアカラーverやリサーキュレーションカラーverなどで、常時入手可能な方法を作ってくれれば嬉しいのですが。

今は色々とやっていて、サブスクが始まったSEED FREEDOMのマイティストライクフリーダムや、中古屋で見つけたずっと欲しかった旧キットのジャベリンをやっています。


6月はやりたいゲームが色々出るので、6月中にもう一体完成させて記事を更新できるように頑張ります。

それではまた