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釜ヶ崎地域合同労働組合

釜ヶ崎の労働者を施設に送るな

2024.06.17 00:49

センターはこの街の宝です

残さねばなりません

 

 新聞を見ていてふと目をとめました。見出しに「障害者の暮らし、『脱施設化』訴え」とあり、―――岸和田市の障害者支援施設で今年4月、知的障害がある男性に暴行を繰り返したとして職員が逮捕された事件があったことから、障害者団体「ピープルファーストジャパン」は12日、事件の原因の調査などを府に申し入れるとともに障害者が施設でなく地域で暮らせるようになることを求める声明文を発表した。団体の岸田茂樹会長らは府庁で記者会見を開いた。部屋の外からかぎをかけられたなどの入所施設での経験を語り、「ヘルパーの支援やグループホームがあれば、障害の重い人も地域で暮らせる。虐待されることなく、一人の人間として生きていきたい」と、「脱施設化」を訴えた。―――との記事です。釜合労も同感しました。


 思い起こせば2010年大阪市が野宿生活者を刈り込んで書かせた「居宅生活移行支援にかかる報告書」には「歯磨きをしましたか」「顔を洗いましたか」等々の質問があり、はい、いいえで答えさせていました。

 何十年も社会で生活し、仕事が無くて大阪で野宿せざるを得なくなった人を侮辱し差別するような報告書を書かせた大阪市に対し、釜合労は2010年9月28日大阪市と話し合いを行いました。

 大阪市の回答は以下の通りでした。


居宅保護申請時、「居宅生活移行活動状況申告書」と「居宅生活移行支援にかかる報告書」の提出について

提出には法的な義務はない。

提出への協力をお願いしたい。

書類の提出がなくても生活保護の申請はできる。

2009年版生活保護手帳別冊227ページに国の判断基準が載っているから、上記の書類の提出を求めることに法的な問題はない。

大阪市の施策をご理解ください。



 今も大阪市は施設に労働者を送り続けています。2020年5月12日大阪弁護士会の川下清会長は会長声明で、施設収容を改め一人一部屋で生活できる居宅保護を適用するよう大阪市に提言を行いました。

 しかし西成区保健福祉センター分館(元市更相)はいまだに労働者をケアセンや三徳寮、自彊館、時としてまさに人間性をズタズタにするシェルターを紹介する行為をやめていません。

 大阪市や(財)西成労働福祉センターは1日も早く大阪弁護士会会長の提言に従いなさい。釜ヶ崎の労働者を施設に送るな。






今後の予定

センターはこの街の宝です       


6月28日(金)午後1時10分

大阪高裁73号法廷

定額給付金 控訴審判決


6月29日(土)午後3時

三角公園 センターつぶすな!集会とデモ


7月23日(火)午前11時

コスモス株式会社

新件第3回調査

 





2024年6月17日

 

 

釜ヶ崎地域合同労働組合

釜ヶ崎炊き出しの会

 いながきひろし事務所

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電話(6631)7460

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