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暗闇の涯、光の復活を祝う。

2018.12.21 15:00

Naoyaです。

今日は二十四節気の22番目、冬至です。そして、山羊座の季節の始まりでもあります。

冬至は二十四節気の中でも多くの人に知られている節気。昼の時間が一年でもっとも短く、夜の時間がもっとも長い日。太陽の威力がもっとも弱まって、陰陽の陰のエネルギーがもっとも極まる日ですが、ここから昼の長さが徐々に延びていくタイミングでもあります。

太陽が復活して光が再生していく節目、冬至。陰のエネルギーが極まったこの日を境にして、昼の時間が徐々に長くなっていくのです。ちなみに夏至は昼の時間がもっとも長く、陽のエネルギーが極まる日です。

僕の中での冬至は、死と再生の境目のような日。光というものが暗闇の涯に辿り着いて、一度ここで終焉を迎えて、そこからまた新たな命を宿して蘇生していくようなイメージ。だからこそ、大きくエネルギーの動きがシフトする大切な節目だと思っています。陽のエネルギーがピークを迎えて弱まっていく夏至とは、また違ったエネルギーの動き方に思えます。

世界各国でも、太陽の復活を祝うお祭りが開催されていますが、日本では柚子湯に浸かり、南瓜を食べる風習があります。柚子湯に浸かると風邪をひかないという習わしは、江戸時代から始まったものだそうで、比較的新しめ。でも、柚子湯で風邪をひかないという科学的な根拠はないらしいです。

命の象徴でもある太陽の威力が弱まることは、すべての動植物にとって生命の意識が希薄になることを意味すると言ってもいいでしょう。

日本では今くらいの時期、夕方17時前には真っ暗になってしまいます。暗い時間が長いため、閉塞感や孤独感を感じやすく、心身の健康のバランスを崩しやすくなる人も少なくないと思います。日本は比較的、一年を通じて太陽の恩恵を受けられている場所ですが、北欧などの冬は日照時間がかなり短くて、だからこそ、太陽の復活や光の再生という節目である冬至は、とてもめでたいものなのです。

冬至が過ぎてすぐにイエス・キリストの誕生日であるクリスマスを迎えますが、実はイエスの生まれた日は定かでなかったそうで、後になってローマ教会がヨーロッパの冬至祭の頃である12月25日に設定したのだそうです。救世主の生まれた日が太陽の復活の日に重ねられたという事実、かなり腑に落ちます。

個人的な話ですが、12月の初めに京都へ行ってきました。宇宙詠み Maribrengaëlさんとのコラボセッションや生配信、イベントや個人セッションなど、いろいろと計画していたプログラムをこなしつつ、自分の個人的な三つのミッションもすべて遂行しました。詳細は書きませんが、三つのミッションはバラバラに点在しているようで、根底ではしっかりと繋がっているものです。三つのミッションを遂行したおかげで、2019年に向けた課題やテーマ、過ごし方、年をまたいで持っていくもの、持っていかないものがしっかりとクリアに浮き彫りになりました。

課題やテーマというものは自分自身で決めるよりも、日々やるべきことをしっかりとやっておくと、目には見えない何かから「次はこれをやっておきなさい」と託されることが多いのですが、今回はまさにそんな感じでした。そして迎えた冬至。終焉を迎えた光が徐々に再生していくように、またここから新しい意識が自分の中に灯り始めていくように思えます。