Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

「第二の家」ブログ|藤沢市の個別指導塾のお話

神奈川県公立高校湘南藤沢エリアの選考基準や倍率や合格者データを見ながら思うこと

2018.12.16 13:05


何より自分用に、湘南エリアの高校たちの数値データをまとめたものを作ってみました。参考になればと、簡単にですが表についての説明と、個人的に思うことを書いておきます。


表は左側から「選考基準」、「2019年度のデータ」、「2018年度のデータ」となっています。「欲しい!」という奇特な方が居りましたら以下のリンクでお気軽にダウンロード下さい。Dropboxリンクに繋がります。


なお、「選考基準ってなんだ?」という方は、『神奈川県の受験の基本や公立高校入試の仕組みをシンプルに説明してみた』をご覧いただくとよいかと思います。そうですね、選考基準を一言でいえば、どこに比重をおいて合否を判定するかということです。


選考基準の基本的な傾向としては、偏差値上位校は「学力検査重視」偏差値下位校は「内申(評定)重視」となっています。欲しい人物像がなんとなく透けて見えますよね。


続いて、2019年度の暫定倍率に関しては、『暫定倍率!?神奈川県公立高校の進路希望調査状況を見て思うこと』でも説明しているので割愛しますが、ここを見て気になるのが、上位層と下位層の乖離です。2018年度の最終倍率などからもその傾向が見て伺えます。


湘南エリアは人気校が多いエリアでもあります。暫定倍率と一緒に教育委員会が出してくれたデータからも、神奈川県の中で最も他エリアからの流動が多いエリアだということがわかっています。


ただ、それはあくまで「人気校」のお話。偏差値下位校に関しては、定員割れや定員割れスレスレの状況が続いていますよね。


定員割れや定員割れスレスレということは、本来そのレベルにない学力の子でも入学ができるということです。それが続くと、その高校の入学者達の学力層はどんどん低くなっていきます。


学力層が下がるということは、能力的な話だけでなく、頑張った経験が少ない子が多くなるということでもあります。


そうなると、そういった学校は、学校生活に馴染めない子が出てきやすくなったり、安定した実績を出すことが難しくなったりします。事実、退学者が出る割合も大きくなっています。


そうして、倍率はさらに下がりがちになり、「もっと入りやすい学校」になっていくのです。


どことは言いませんが、子どもたちにとって良き選択肢になるよう、踏ん張って欲しいものです。


なんだか辛口になってしまいました。期待の表れだと思っていただけたら幸いです。


あ、最後に注意点。右のほうの合格者の点数や面接の重要度は流動的なものです。茅ヶ崎北陵のように面接の重要度がガラリと変わることもあり得るので本当に参考程度にしておきましょう。



本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。

素敵な高校ばかりになれば、それが一番子どもたちにとっていいことですからね。