第57回大阪府少年剣道大会
2024.06.19 03:34
今回は昨年に比べて参加人数が増え、たくさんの小学生にチャンスが広がりました。
高学年の部、低学年の部ともに、小学生らしく足を使った早い動きができる選手が打突機会を多く生み出せていたように思います。
低学年の部では勝ち上がっていく選手の技が多い事が印象的でした。
引き胴だけでなく、逆胴まで打ちこなし、体捌きも綺麗に出来ていた低学年の選手が散見されました。
以前に比べ、動画情報が多く手に入る事も作用しているのではないかと感じました。
高学年の選手は勝ち上がっていく選手ほど、技の早さ、キレともに一生懸命に稽古して来た事、それによる真剣さが伝わり、見ている周りの大人も背筋が伸びる思いでした。
また平野剣協の子供達は緊張しながらも、元気に試合に立ち向かっていました。礼法もきちんと出来ていましたし、声もいつも以上に頑張って出せていました。
試合ですので勝敗がつきますが、大会副会長の濱口先生のお話しにあったように、負けた試合には反省点があるハズです。
難しいですが、自分で考える事が上達につながりますので、是非考えて、明日からの稽古に活かして頂きたいと思います。
子供達の試合を見ていて、気付いた点としては、勝ち上がっていく選手と比べて早い面打ちの竹刀の振りが大きい事と、打つ体勢です。
左足を真っすぐに向けてかかとを上げ、右足に重心を掛けず、常に打てる体勢を作って下さい。早い面打ちの竹刀の振りは出来るだけ小さく行えるよう、意識して下さい。
心機一転、また明日から一緒に稽古をしましょう!
尊聞行知
大西啓介