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【博士くんの件について】

2024.06.14 05:35

昨日、おーあみ避難所さんからの投稿で、私が代理を頼まれていた博士くんの飼い主さんではない方に、返還された、という事を知りました。


私は今まで、誰かを責める目的ではなく、問題の改善のために投稿していたため、団体名も個人名も一切表に出しませんでした。

しかし、今回はおーあみ避難所さんがこの件について自ら投稿されたこと、私の名前や団体名を表記された事から、今回は、おーあみ避難所さんで、書かせていただきます。

少し長い文章になります。


私の方も、新たな事実がわかったため、近々現状について報告をする事になっていました。

約2週間前、ある方から私の方に博士くんについて問い合わせがありました。

3月3日に博士くんが行方不明になったはずなのに、3月1日に、博士くんが保護情報が上がっている、とのご連絡でした。

すぐに飼い主のHさんに確認の連絡をしました。

そして、新たなことがわかりました。

博士くんは2月初めに、Hさんが保護した保護猫でした。家の前でお腹を空かせて鳴いていたので家の中に入れ、それ以来、博士くんという名前を付けてお世話をしていたそうです。

人慣れしている猫だったので、飼い猫かもしれないと思い、「保護しています」のチラシを作り、動物病院に張り紙をして、飼い主さん探しもされていました。

もしも誰も出てこなかった場合は、自分が家族に迎えようと思い、一緒に過ごしていたそうです。

そのあと、番組撮影があり、3月3日に博士くんは、他の猫たちと一緒に捕獲されてしまいます。

その後の保護先が、おーあみ避難所さんでした。

番組の放送は、5月3日でした。

博士くんが、おーあみ避難所さんで2ヶ月保護されていた間、Hさんは突然いなくなった博士くんを、ずっと探していました。


この新真実を知り、早急に拾得物の届けを警察にするよう、Hさんに伝えました。

博士くんを、自分の家族に迎える場合、所有権を得なければ、元の飼い主さんが出てこなくても、Hさんの家族にはできません。

(届け出をしてから、3ヶ月後に所有権を得ることができます)

Hさんが警察に行き、拾得物の手続きが完了した時点で、新たなご報告として、投稿しようと思っていたところで、昨日のおーあみ避難所さんの投稿が上りました。


Hさんは、おーあみ避難所さんの投稿に、ショックを受けています。

おーあみ避難所さんの方に複数の飼い主を名乗る人が出てきていると言うことで、慎重に精査して、飼い主さんを決めると投稿もされています。

しかしHさんは、以前、おーあみ避難所さんへ、一緒に過ごしたときの博士くんの写真を送っただけでしたので、Hさんは、おーあみ避難所さんから要請されていた情報をまとめている最中でした。 

博士くんは保護した猫でしたから、元の飼い主さんが現れることは想定できる事です。

しかし、お腹を空かし鳴いていた博士くんをすぐに保護し、病院へも連れて行き、お世話をされていました。

飼い主さんが現れなければ自分が迎えようと、中外飼いではなく、完全室内飼いで金沢で一緒に暮らそうと思っていたのです。

博士くんは、Hさんと出会えたおかげで、命を繋ぐことができたのではないかと思います。

せめて、Hさんを、見つかった飼い主さんと、保護されている博士くんには会わせてあげてほしいと願います。

今回、おーあみ避難所さんの投稿を拝見し、いくつか思うことがあります。

①投稿の内容に事実でないことが書かれていました。

「Hさんは、は輪島警察署において飼い主と確認されませんでした」と書いてありますが、Hさんは輪島警察署へは一度も行っていませんし、何も提出されていません。

以前、羽咋市の警察署に被害届を出しに行かれたそうですが、事件性がないからと、受理してもらえませんでした。

②博士くんの飼い主さんが見つかった、と言う事と、捕獲し連れ出した猫たちの情報開示の問題は、全く違うことだと思います。

番組の撮影のため、3月3日に捕獲し、5月3日の放送までの2ヶ月の間、情報開示をしなかったせいで、博士くん初め、他の飼い主さん判明に時間がかかった事についての反省のない事。

③今回の番組撮影以外でも、1月地震直後から、捕獲し、その場所から連れ出した猫の数は相当数いると思います。

番組に一緒に出ていた長崎の団体代表の男性、他たくさんの保護団体。

その猫たちの情報開示はまだされていないということ。

私たち、チームうーにゃんの能登での主な活動は、地震で家屋の倒壊により離れ離れになってしまった動物の家族を見つけることです。

今も、いなくなった動物の家族を必死に探している飼い主さんがたくさんいます。

私たちが求めている事は、最初から何も変わりません。

まずは猫の命が大切です。

猫の命を救うために、保護をし、その場所から移動させたのであれば、

『どんな猫を、どこで保護し、今どこにいる』

ただそれだけを、誰もが見ることができる情報登録サイトに、情報登録してほしい、ただそれだけです。

大切な家族同士が、動物を保護する人により、二度と会えなくなってしまうこと…そんな事はあってはならないことだと思います。

もしも、自分だったらと思うと、胸が潰れそうなくらい苦しいです。

長くなりました。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

また、ご報告します。

チームうーにゃん代表 うさ

#能登半島地震

#博士くん