【ご報告】
まずは、博士くんに本当の飼い主さんが見つかった事は、本当に良かったと思っています。
今回、私がHさんを博士くんの飼い主さんと信じ、返還を求め続けていたことに対して、人を傷つける目的の心ないコメントを多く見かけるようになりました。
現段階でわかっていることから、お答えしたいと思います。
番組放送後に、Hさんから、「うちの猫が番組に出ていて、捕獲されてしまった。
どうしたらいいかわからないので、助けて欲しい」
と連絡を受けた事が始まりでした。
震災後から探していた、と言う言葉から、私は1月1日の地震により逃げた猫だと思っていました。
その猫は「博士くん」と言う名前もついていて、Hさんからは、たくさんの博士くんの写真を見せてもらいました。
この時点で、私は完全にHさんは博士くんの飼い主さんだと信じました。
⚫『Hさんは保護主なのに飼い主と嘘をつき続け、拾得物の届出もしていない』
嘘をついていたわけではありません。
自宅に迷い込んできて、お腹を空かせて鳴いていた博士くんを見て、うちの中に入れました。
去勢もしていなかったため、野良猫ならHさんが飼おうと思い、家族でお世話をしていました。
念の為ご家族の1人が、動物病院に保護猫のお知らせをし、迷子猫情報を、病院のInstagramに投稿してもらったそうです。
Hさんの気持ちは、飼い主の気持ちだったため『自分のうちの猫』と自然に言葉にでるくらいでした。
Hさんが、自分を飼い主と言う言葉を使ったのは、嘘をついただけでも、隠していたわけでもありませんでした。
ただ一つ、2月6日に出会った猫という事を最初に言ってくれていれば、「飼い主に返還」と言う言葉は使わず、おーあみ避難所さんへは、飼い主さんに繋げるための情報提示をお願いしながら、一時保護主の方へ返してあげてもらえませんか?と、お願いしていたように思います。
⚫『うさは、飼い主ではなく、保護主に返還させようとしている』
私は博士くんを、Hさんに返すべきとは思っておらず、正しい飼い主に返すべきだと思っています。
今まではHさんが飼い主と思っていたので、返還の声をあげていました。
別に飼い主がいたなら、もちろんその方に返すべきだと思います。
もしも、猫を飼う上で、常識のない方だった場合は、猫が幸せに過ごせるように、ちゃんと話をして、返すべき、と思っています。
⚫『約2週間前に、飼い主ではなく保護主とわかった時点で、なぜすぐに報告をしなかったのか』
先日お伝えした内容をもう少し詳しくお知らせします。
5月上旬、博士くんは保護猫の可能性があると言う情報が入りました。
Hさんからの情報を信じていたため、半信半疑でいました。
その後、大網さんにかけた電話が偶然繋がり、博士くんの飼い主だいう方が複数いることを知りました。
大網さんより後で掛け直しますと言われ、電話を切りましたが、電話はかかって来ませんでした。
翌日、博士くんについて話をしたくて横浜のシェルターまで行きましたが、大網さんとは会えませんでした。その後、3回電話をしましたが、電話は繋がりませんでした。
博士くん保護猫情報が確かなものなのか、事実確認を進めました。
5月29日に、博士くんは、2月6日に迷い込んできた猫として、保護されたことがわかりました。
⚫皆さんにお知らせするまでの2週間について
博士くんの件は、いろいろな方に相談に乗っていただいていました。
まずは、その方々に事実をお伝えしました。
この時点では、博士くんは飼い猫なのか野良猫なのかわかっていなかったため、どちら共の説明をHさんにしました。
拾得物の届出も警察にしないといけないため、その説明をしました。
Hさんが拾得物の届け出をした段階で、皆さんへお知らせをしようと思っていたところ、おーあみ避難所さんが、飼い主さんが見つかったと言う投稿をされました。
⚫『うさにとって、不都合なコメントを削除している』
私はそのようなことは全くしていません。
事実と異なることを書かれた場合は、その都度事実をお伝えしています。
(迷惑メール、嫌がらせなど明らかに悪意のある人物はブロックしています)
私が思うこと
博士くんの飼い主さんが現れたことについて、Hさんはよかったと言われています。
寂しいけど、諦めがつきましたと。
結果的には、保護主でしたが、家族として大切にお世話されていた期間があった事は確かです。
また、番組の撮影により捕獲され、行方がわからなかった2ヶ月間、Hさんはずっと博士くんを探されていました。
おーあみ避難所さんに対して思うことは、Hさんの存在を知りながら、博士くんの飼い主さんが見つかった事を、Hさんに伝えようととしなかった事です。
そして、私はHさんの事や博士くんの事、大網さんが輪島で保護された猫たちについてなど、直接お話を聞きたくて、様々な方法で何度も連絡をしたのに、全て連絡を拒否された事です。
誤解があるなら解きたいし、間違いがあるなら謝りたいし、直接話し合う事ができていたら、こんな事にはならなかったんじゃないかと思えてなりません。
そして、今回の1番の問題は、その場所から連れて行った猫たちの情報を、2ヶ月間どこにも挙げていなかったことだと思います。
番組の撮影から放送されるまで2か月ありました。
これはおーあみ避難所さんだけの問題ではなく、リーダーとして動いていた長崎の団体JARF代表浦川氏に大きな責任があります。
番組からは連れ出した猫のチラシを作り、避難所への張り出しをするように言われていたのに、全くされていませんでした。
情報公開を早急にしていたら、博士くん始め、放送後から続々と見つかった飼い主さんたちは、探していた猫たちと、もっと早くに会えたんじゃないかと思います。
今回の番組だけの問題ではありません。
浦川氏は、1月から他の団体と一緒に多くの猫を捕獲し、県外に移動させています。
既にあちこちで譲渡会も開かれており、新しい家族に繋がれた猫もいます。
私は最初から何度も申しておりますが、猫の命を救う事は何よりも最優先です。
そのために、その場所から安全な場所へ移動させる事は間違ったことではありません。
ただ、移動させた猫たちが今どこにいるのかを、誰もが簡単に見ることができる情報サイトに挙げていただく事、それが絶対に抜けてはいけない大切なことだと思います。
最後に、今回博士くんが飼い主のいる保護猫だったということを知らず、Hさんの飼い猫だと主張し、返還を求めたことは申し訳なかったと思います。
皆さんにも余計な混乱を招いてしまいました。
私は1月1日に地震が起きてから、急いで能登に向かいました。そして今日まで、被災した飼い主さんや動物たちのために、少しでもできる事はないかと、純粋にボランティア活動を続けてきました。
それなのに、一欠片も事実の存在しない悪質な噂を、会ったこともない保護団体の方たちから流されて、それによる、謂れもない誹謗中傷に、虚しい気持ちを抑えながら活動を続けてきました。
今回の博士くんのこともそうですが、人を傷つける目的の悪質な言葉は、心に大きな痛みと苦しみを残します。
この投稿から、疑問をもたれる方がいらっしゃるかもしれません。
私はその都度、嘘偽りなくお知らせしています。
無責任な事にならないよう、慎重に発信していることをご理解いただけたらと思います。
✳おーあみ避難所さん、浦川氏の投稿にある
「Hさんは輪島警察署において飼い主と確認されませんでした」という文面については、Hさんは輪島警察署に行っていないため、調査中です。