定期テスト前夜。
一際緊張しているであろう、
中3生のうちの1人。
春休みから、ほぼ毎日欠かさず
塾に来始め、段々と長時間学習の
意義を理解し始め、日に4-5時間は
軽くやれるようになりました。
精神的にもとても成熟し、
覚える学習、処理する学習、
理解する学習、しっかり区分し、
自分なりに考えた後に
質問をぶつけてくるなど、
以前には見られない学習が
しっかり確立しました。
今日なんか、人に
もともと一番苦手だった数学を
教えていましたからね。笑
その時に思ったと思うんです。
「教えるのって難しいな」と。
私もしばらく静観したのち、
アドバイスをしました。
「今教えた内容のどこに
相手の子の理解が追いついてない
ところがあったかを考えると、
きっとここが分かってないから
今の話が伝わらなかったんだと
私は思います」
その話を聞きながら、
教え手に回っていたその子も
再び学習内容を俯瞰します。
そこに、私の指導者としての
視点の高さを学んだかもしれません。
さて、実は今回のテストは
この子が本気になって
頑張り始めて初めての
定期テストなんです。
2ヶ月の頑張りの答え合わせをする
機会なんですよね。
私は、定期テスト前なんかに
胃が痛くなったりはしません。
そもそも、定期テストは
テスト前に根詰めて
やるものではなく、
日常の子どもたちの考え方、
取り組み方がそのまま反映
されるものであると考えてますし、
テスト2週間前にはもう
答えは出ているんです。
今回は結果出るだろうな、とか、
今回はいつも通りで終わるな、とか。
だから、テスト2週間前には
既にテスト後にかける言葉を
考え始めており、
テスト後をスタートとして
次にどう動くかを考えています。
とはいえ、この子に関しては
久々に私も緊張しているのです。
それくらい飛び抜けた努力を
していましたし、力に
なってあげたいと思ってましたし、
結果が出て欲しいと願っていました。
気負わなくてもいいです、
テストは反省の機会で、
理解が足りなかったところを
確認する機会です。
人と比べる必要はありません。
自然体のままの結果を受け止めながら、
次の作戦を考える、くらいの
スタンスで挑んで欲しいと思います。