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Pianist由美子UNO が綴るショパンの情景

音楽の世界の道と私とショパン

2018.12.15 15:00

私は転校生。今日は最初の日だ。今までも小さな時から何度もひとりで別の大勢の中へ投げ込まれてきた。

私は小さい子どもだから選べない。

最初は小さい時だったから、先生が慣れるまで毎日私に付いていて見守ってくれた。

私は優しくていつも傍についていてくれる先生に会うのがうれしかった。

お友達も出来た。しかし、それも父の転勤でお友達とすぐにお別れだった。

「どうして、毎日、由美子ちゃんがいないのかな」と小さなとき毎日遊んだお友達から手紙が届く。

その後も、何度も引っ越した。

今日は、何回目かの、最初の日だ。もう小さくはないから先生もそれほどは親切にしてはくれない。

私は今まで使っていた道具がまだ使えるのに使えなくる。その学校の指定に合う新品の物をすべて用意しなくてならい。

初日は例のごとく、廊下で立って待機。

先生が「今日は新しいお友達を紹介します」廊下まで先生の声が聞こえる。

中から、どよめきが聞こえる。

先生の合図でいよいよ、扉の向こうの中へ一歩を踏み出す。

クラスは一瞬にして大騒ぎだ。

先生が「静かに」と叫ぶ。

私は黒板の前に立たされて、先生が私を紹介する。

私は、まるで別の惑星からきた宇宙人の気分だ。

他のクラスや他の学年からもひっきりなしに私を見に来て大騒ぎだ。

休み時間も動物園に珍しいパンダが来たときのように、入れ替わり立ち替わり私を見に

来るのだ。

それが、しばらくつづき、誰もが仲間になれるか様子をうかがっている。

私は友達を作ることに慣れていたはずだった。

それでも転校生の宿命か。

ある日、私は先生から呼ばれる、「誰に何を言われたりされているのか、このノートに書いてきなさい」と一冊のノートを先生から私は渡された。

私は淡々と事実を数ページ書いたが、私はそのノートに自分の心を開いて書くことはなかった。

しばらくして、クラスの中は少しは落ち着いた。

私は寂しいという感情は感じないようにした。

私は演奏しているときは音楽の世界の道を生きて歩いていられる。

ショパンは音楽を書いているときが生きている時だったのだろう。