選択
HIROTO、TOGO、YUKI、KOSUKE
4人とも期末テスト 勉強の日々
TOGO、YUKI
そんな試験週間中での貴重なオフ日
嵐の競技場で自主練
大雨強風
波のような水しぶきが地面を襲う
休養も勉強も遊びも全部必要
承知の上
大事なのは選択
外野の無責任な言葉や心配は必要なく
自分たちで責任をとるだけ
意思まで束縛することはできない
(脳の奴隷の世界ではなく
あくまで人間社会では、という意)
悪天候とか言ってられない
あくまで
全体最適から逆算しての判断と選択
限られた時間で
取り組むしかない
天候を理由にしている暇はない
厳しい環境でも
自分たちに今できるベストを
積み重ねること
ほんとに
その繰り返し
どんだけ取り組んだって
結果はわからない
報われることなんてあるのかどうか
たとえ
正しい方向性と方法と量を
積み重ねたとしても
それでも
自ら挑戦をすること
そのものに価値がある
コントロールできない結果と他人ではなく
プロセスと自分自身にフォーカスするだけ
早くも新チームがスタートし
強豪陸上部の主将を任されて
これから大変な中で
リーダーシップを発揮していく立場と責任
言葉ではなく行動で
背中で
そして何よりも
原点である〝 遊び ″ の感覚を大切にして
そのこと自体に没頭できる
真剣にやる
それこそが遊び
さらに
もう一歩踏み込んで言えば
「走る」ことに関する全てが
目的や目標のための手段に成り下がって
しまわないよう
目的からはみ出ることが許されない、
なんてことのないよう
まさに、國分功一郎氏が警鐘を鳴らす
〝目的にすべてを還元しようとする社会″
に飲み込まれないよう
走ること自体
そのものを純粋に楽しむ自由を
何かのために走る、に侵されず
〝走りたいから走る″ という自由を
学びたいから学ぶ
働きたいから働く
本を読みたいから読む
愛したいから愛する
意味付け、価値づけ、ではなく
それ自体を、行為を、純粋に
なんでもかんでも「何かのために」に
されてしまわなぬよう
してしまわぬよう
根源的な、豊かさ、自由、を
決して忘れずに…
物質的にも精神的にも社会的にも
刻一刻とあらゆる自由を奪われていることを
理解し、自覚すること
なんでもかんでも、
そういうもんだから、コロナだから、
ルールだから、同調圧力だから、
権威だから、お金だから…
「仕方ない」と
無意識に許してしまっている無数のこと
自由は自由で逆に困るから、と
自由を放棄することに抵抗がなくなって
そしてそれ自体に気付かず鈍感なまま
そんな空気が蔓延るなかで
マジでこれからどうすんの、と…
たとえ未成年でも学生でも
うちは年齢関係なく
あらゆる対話を通して
答えの押し付けではなく
〝問い″ を自分で立てる
に重きを置いて
生きていく、って大変
でも、楽しいぞ、と…
虚構か、それとも真実、愛か
信じて
すべきことをする
それだけ
いつだって
理解されるされないではないから
ある意味
ガンジーの言葉と重なる部分でもあるけど
「あなたがすることのほとんどは無意味であるが、それでもしなくてはならない。そうしたことをするのは、世界を変えるためではなく、世界によって自分が変えられないようにするためである」
〝理解を超えた未来を観ることはできない″
ジャック・アタリ氏でいうところの
気候変動、超紛争、人工化は
なかなか避けられそうもないだろうけど…
運命と宿命と
AIロボットと魂と
何周まわって
収斂されて
どこまでいっても結局
選択、っていう…
(キリがないので、
そして夜遅いので、
一旦、おわりにしときます…)