二年前に動画にでてくれた方
2018.12.15 22:29
丁度二年前の同じ時期に、来院された方が二年ぶりの再診です。
今回は前回のような痛みではありませんが、前回と反対の左足の痛みを訴えて来院
ちょっと前から腰の痛みがあり、左足がジーンとするような痛みで痺れるような感じがあるそうです。
初見では左側腹部から腸骨部の反応が強くでていました。
患部に近いところですが、よく調べて見ると側胸部から腋窩、上腕の伸側の異常があります。
普通では左足があがりますが、仙骨を固定してしまうと左足は殆どあがりません。
右手で左肩上部をあててもらうと左足があがるような感じになってきます。
つまり左肩の動きが悪いことによって左足の痛みがでているということを意味しています。
肩だけでなく、首の血管系の問題もあるので、総頚動脈から外頚動脈の影響が強く、内頸動脈も脳底のあたりまで反応がありました。
これは対側の右小脳の一部まで影響していましたので、夕方になって疲れと共に身体のバランスを崩している可能性があります。足の痛みであっても首や肩につながっている血管系の反応を調整しないと駄目な状態だろうと思います。
その調整をすると左足は仙骨を固定しても普通にあがるようになりました。
立った状態で足をあげてもらっても、左足は軽い状態で痛みはなくなりました。
特長は、朝は楽で夕方になると痛みがでてくるということです。
このような場合は、上部頸椎から脳血管系にまで影響があることが多く、首から上の問題ででている痛みの可能性が高いのです。
ものの見方を変えるということはとても大事なことです。
しかし、同じような症状で、同じ反応がでているとは限りません。
このような痛みを除去するのに痛み止めを与えても、殆ど良くならないと思います。
普通のやり方ではお手上げでしょうね。