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【活動報告】「遙学園」見学会に参加しました

2024.06.21 00:36

 島本町内にある大阪水上隣保館様の児童養護施設「遙学園」、児童心理治療施設「ひびき」の施設見学会に参加しました。 四小からは、計5名の保護者(うち本部役員3名)の参加がありました。

 この見学会は、島本の施設で育つ子どもたちを島本の大人が長く応援できるよう、先入観や誤解をなくすため、まず施設を知ろうという目的のもと、二小・二中のPTAの主催により毎年開かれています。

 まず、施設の概要説明を聞き、戦前1930年代より開設された歴史のある施設であるということ、法人名が「大阪水上隣保館」である所以などを知る事ができました。施設内では、野球、マラソン、園芸など、クラブ活動なども行っているそうです。

 次に、実際に子どもたちの生活する施設を見学させていただきました。「遙学園」には、2歳の乳児から高校生までが生活していますが、小学校低学年までは、家庭的な雰囲気を大切にする、小学校高学年からは社会的自立を視野に家事なども行う、など年齢に応じた生活の配慮がされていました。家庭がわりとは言え、大人数で暮らすため、ルール(個室には入らない、Wi-Fiやテレビは時間を守るなど)は必須。だけれども、それは、子どもたちや時代にあったものに適宜見直しているとのことでした。子どもたちには(学校に行っている時間帯だったため)会うことができませんでしたが、施設内に貼られた写真の子どもたちの笑顔がキラキラしていたのが印象的でした。

 最後に、参加者と施設の職員様とで、質問や感想などで交流を行いました。限られた時間でしたが、内容の濃い時間を過ごすご事ができました。

以下は、参加者からの感想です。 

・初めて知ることが多く有意義な時間でした。交流会では、子どもたちが自身の境遇に悩んでいる時は、心に寄り添ったケアをしていると聞きました。 多くの人に遙学園のことを知ってもらえたら嬉しいです。 

・子供達の自立を目的とし、小学生には各自の水筒の管理をさせ、 中学生には自分の洗濯は基本自分でさせているとお聞きして、衝撃を受けました。中学生の女子は柔軟剤の香りにこだわり持っているそうで、家事も楽しみながらやっているのだとも感じ、印象に残りました。


 校区が異なるため、四小の子どもたちが、施設の子どもたちと交わる機会は少ないかと思いますが、四小の子どもたち、保護者の皆さまにも少しでも知っていただけるといいと思い、簡単ながら報告させていただきました。ぜひ来年度は見学会への参加をご検討ください。