Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

ピアノ弾きの覚書

一変

2024.06.21 21:40




こんにちは。

音楽家の純子マッサーリア

Junko  Massagliaです。





今度の日曜日は、4月から始まったシーズンコンサートの最終回。

主人のピアノリサイタル🎹でこの会を閉めます。





彼は私と全く違うタイプのピアニストで、

どちらかというと私もなんちゃって完璧主義者ですが、

彼は根っからの本物の完璧主義者。




こだわるところが違うのです。




音のミスとかの完璧主義ではなく、

もっと深い部分で「こうあるべき」という彼の中の理念が

自分で納得しないと





大変なんです。





ここ1週間、私、まったく音出しできません。

彼のアンテナに引っかかって邪魔してはいけない、

と考えると

能天気に勉強する私の音は聴かせちゃならん!と

思っちゃうのです。




下手すると口も聞けないくらい

神経が鋭くなっていて

軽々しく言葉を発せません。




ようやく禁煙できたか、と思った主人でしたが

今日突然難しい顔をしてキッチンに現れたかと思ったら

タバコに火をつけていました。




相当苦しいのだろうな、


と察します。







こうなると慰めるとか、適当に「大丈夫!どうにかなるよ!」

なんて絶対に口に出せません。



禁句ね。




なんかね、同じ家にピアニストが2人いるって、

いい時もあり、

でも悪い時もあり、

です。





私は自分の次の本番が来月なので、

彼のリサイタルが終わったら勉強に入るかな。





演奏後に笑顔が見れますように。




黙って、

応援するのみ。