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書くこと。生きること。:Hiromi's Blog

79年の日に

2024.06.23 02:00

沖縄県民の4人に1人、20万人が犠牲になった沖縄戦から79年。

沖縄県糸満市。平和の礎に額を寄せ、目を閉じる方々がいる。


沖縄の小学校で平和教育に携わる教諭の言葉は重い。

「…戦争は嫌だ、当時の人は大変だったね、かわいそうだ、二度と繰り返さないという心情的なものだけじゃなくて、こういう状況になってきたら戦争って近くなるんだな、悲惨な状況ってあるよな、おかしいと思ったらちゃんと手を上げておかしいと言わないと、だんだんみんなが間違った方向に気がついたらもう後戻りできないような状況になってるとか、沖縄戦を通して学んでほしい。だから今につながる学びになるんじゃないかと思っている」


自分なりの問いを持ち、主体的に考える。

「教えるとか伝えるとかって、言うほど簡単じゃない」。日々、児童を前にする教諭の現場からの思い。

ー自分だったらアメリカ兵に投降するか?投降しないか?

子どもたちは真っ直ぐな目で、自分の言葉を用いて考える。

私は一度でも、この問いに真剣に考えたことがあるだろうか。あの戦いの行末を知らない、当時を生きる一市民として。


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自分が責めらないためだけの“正解”を探り、どこまでも自分の言葉で語らないことが、どこかの誰かのそれっぽい言葉を並べわかった風を演じることが、怒らず叫ばず冷笑しながら評論家を気取ることだけが、この国にあるべき“大人”の態度ということにいつの間にか設定されてしまっているのであれば、私たちは既に「間違った方向」に、2歩も3歩も踏み出してしまっているのだろう。


されば、私は私の終わりの日まで、喜んで年老いた子どものままでいよう。


慰霊の日に。