茨ハイタク協 第48回通常総会
(一社)茨城県ハイヤー・タクシー協会(会長 出野 清秀)は6月21日、茨城県トラック総合会館において第48回通常総会を開催し、上程された令和5年度事業報告、収支決算報告、令和6年度事業計画、収支予算、役員の改選についての5議案総てを承認した。
冒頭、出野会長は、「コロナ禍が収束し、ようやく日常を取り戻しております。その一方でコロナ時のゼロゼロ融資の返済を開始され資金繰りに苦しんでいた事業者の中には休廃業する方々も出てきております。事態は大変深刻な状況にございます。原油は依然として高止まりをし、円高円安も回復する様子も見られません。世界各地の紛争もなかなか収まる気配がございません。このようにタクシー業界を取り巻く環境は非常に厳しいものでありまして多くのの会員各位におかれましては、昨年の運賃改定を機に業績を回復しつつ方々もおられると思いますが、機運的には非常に盛り上がってきているわけですが、さあこれからだ!という時に、このライドシェアの問題が再燃してきたのはご承知の通りでございます。」とし、「タクシーの存続を脅かす海外版ライドシェアには、タクシーのみならず地域公共交通も破壊する恐れがあるため断固反対しつつ、今後も利用者にとってタクシーが無くてはならない存在であると思われるように、また、安心・安全な地域の交通手段して存続ができるように皆様方と連携をして、この厳しい状況を乗り切っていきたいと思います。」などとあいさつした。
また、ドライバー不足解消策の一環として、運賃改定したことを強調したタクシーは稼げるという内容の動画を制作、QRコードを掲載したチラシを配布していく報告もあった。
来賓には関東運輸局茨城運輸支局 勝家 省司支局長、茨城労働局労働基準部 江口 勇次部長、茨城県警察本部交通部 青柳 信明部長ら多数の出席があった。