釣り④ 神対応
2018.12.29 02:49
エサかごをゆっさゆっさ振って、コマセを巻き、待機。
かかれー。かかれー。
さっきよりもワクワクしながら待つ。
「あかんわ。ぼく今日釣り出来ひん。」
あれ?
いま、おかまの寂しそうなつぶやきが聞こえた。
2秒くらい返事ができなかった。
かける言葉がない。
「へ?なんでなん?」
ようやく絞り出す。
「リールが空回りしてて、家帰ってリール巻きなおさなあかん。ネットで調べた。」
ぼくは投げサビキをしながら会話する。
おかまは投げやりに会話する。
「時間かかってもここでできやんの?」
「無理やな。ネットで調べた。」
釣り開始から約一時間。
ぼくは帰る気はまっったくない。
でも、一応聞いておこう。
ようやく現れた僕の理性が問う。
「ほんならどうする?帰る?」
「いや、ええで。釣りしときや。ぼくコーヒー飲んどくわ。」
そういうと、ぼくの隣の地べたに座った。
海を見つめつつ、コーヒーをすする。
背中から切なさがにじみでている。
な、なんていいやつなんだ。笑
いわゆる神対応ってやつか!
本当は釣りをしたくてたまらないだろうに。
お言葉に甘えて釣りを続ける。
投げて、待って、巻き上げて、エサを入れて、投げる。
一匹釣れたら何匹も釣れるはずやねんけどなぁ。
(YouTube情報。)
やっぱり夏とは違うんかな。