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理学療法士である私が伝えたい事

関節って鳴らしていいの?

2018.12.17 07:49


首、腰、手の関節が重だるくなって、関節をポキポキ(クラッキング音)鳴らした経験ありますか?



多くの方がこのような経験がありますよね。



その中には癖になっている人もいるのでは?



今回は、関節が鳴る理由、リスク、対応策についてお伝えします。



では、始めます。



1.音がなるメカニズム



「出典 www.know-dt.com」


関節を急激に曲げる・引っ張る



関節内の圧力が下がる



関節液(滑液)から気泡が発生



さらに関節を屈伸・引っ張る




気泡が弾けて音(ポキポキ)が出る




音の正体は、「気泡が弾けた音」なんですね。



一回音を鳴らすとその後音が出なくなりますよね。



その理由は、、、



気泡が関節液に溶け込むのに20、30分程かかるため、その間は音が出ないということなります。



2.鳴らすとどんなリスクがあるか



関節を支えている靱帯や筋肉が必要以上にストレッチされ続け、関節の支えが弱くなります。



弱くなった関節には、骨の増 殖、変形(生体防衛反応)が起こります。



「指鳴らすと太くなる」というのはこの理由からです。



このリスクに関しては賛否ありますが。。。



しかしながら、少なくとも関節への負担が掛かっていることは言えるでしょう。



3.対応策



・音を鳴らす頻度を減らす



・音が鳴らない程度のストレッチ



・入浴やホットタオル等で気になる部分を温める



まとめてみると。。。


・関節が鳴る音の正体は、気泡が弾ける音


・関節を長期間鳴らし続けることで、関節の変形が生じる可能性がある


・関節を鳴らしたくても我慢し、ほどよいストレッチや温めを行う




今回は関節が鳴るメカニズム、リスク、対応策について簡単にお伝えしました。



ようやく冬将軍到来といった平成最後の冬



ポキポキ鳴らすのは控えて、湯に浸かりストレッチでもしてみては!



では、また!!