"世界"のアスカになった日、WWEのPPVイベントのメインで王座奪取の偉業達成!
2018.12.17 10:22
(写真は週刊ファイトさんより)
12月16日、カリフォルニア州サンノゼで、WWEのPPVイベント「TLC」が開催され、メインでSD女子王者のベッキー・リンチにシャーロット・フレアーとアスカが挑戦するトリプルスレットTLC戦が行われた。アスカが王座に挑戦するのは三度目で、4月8日の「レッスルマニア」ではシャーロット、6月17日の「マネー・イン・ザ・バンク」ではカーメラが保持していたSD女子王座に挑戦したが惜しくも敗れ、王座戦線から後退したものの、11月27日のSMACKDOWNロスサンゼルス大会で行われたバトルロイヤルでアスカが優勝を果たしたことで、選手権に加わることになり、王座戦線に再浮上していた。
試合は3選手が竹刀でシバき合う壮絶な戦いとなるが、ベッキーとシャーロットがラダー上でベルトに手にかけようとしていたというところで、「サバイバーシリーズ」ではシャーロットにいいように痛めつけられたRAW女子王者のロンダ・ラウジーが乱入し、二人が乗っているラダーを倒して、二人はそのまま場外に転落してKOされてしまう。その間にアスカがラダーに登ってベルトを奪い、漁夫の利という形となったが王座奪取に成功、日本人で初のSD女子王座奪取という偉業を達成した。日本人の女子選手でWWE王者となったのは1984年にWWF女子王座を奪取したブル中野以来である。
アスカはWWEのPPVのメインという大舞台での偉業は、中邑真輔以上なのかもしれない。これでアスカも中邑同様、"世界”のアスカとなった。