香椎宮 6 不老水(武内宿禰屋敷跡)
2024.06.27 21:00
福岡、香椎宮のつづき、今回は不老水です。
古宮からさらに数百メートル先、
いまも不老水が湧いています。
かつてここには仲哀天皇に仕えた武内宿禰の屋敷がありました。
宿禰はなんと300歳まで生き、
景行・成務・仲哀・応神・仁徳の五代にわたって仕えたといわれています。
不老水の名は武内宿禰の長寿にちなんだものです。
道すがら南天の花。
住宅地の奥、鬱蒼とした山の麓に不老水はいまも湧き出しています。
神秘的な空気が漂います。
このなかに不老水があります。扉を開けてみます。
中はこのようになっており、湧き水が保護されています。
不老水です。神代から湧き続けています。
汲んでみます。
ひんやりとしています。
煮沸の必要があるとのことで、飲むことはできませんでした。
貴重な御水をいただくことができました。
武内宿禰が不老水を汲んで献上している様子。
水道技術がなかった神代の話ですので、現代以上に水源の確保が重要だったことでしょう。
この地が九州平定の本拠地として選ばれたのも、
豊かな湧き水があったためではないでしょうか。
どうぞよき一日をお過ごしください。