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この道往けば act2

岡山遠征第4弾 岡山県道300号宇治下原線 後編

2024.06.26 08:10

立ちはだかる岸壁。

いよいよ羽山第2隧道の登場ですが、ここはやはり本レポがありますからそちらに譲りましょう。

道全体でいえば間違いなくここがクライマックスです。

振り返って一枚。

うん、やっぱすっごいわここ。

抜けた先はさらにやっばいことになってます。

これは相当な場所を走っています。

道自体も岩を削ってできた平場でしょうね。

左の壁が穏やかになるとガードレールが現れました。

やはり第2隧道付近が最もやばいエリアみたいです。

ここから道は安定していくのかな。

それにしても左の岩壁はかなりの迫力です。

この落石防止ネットもやばいとわかってるからこそあるわけで。

・・・、さっきまでなかったのは見なかったことにしておきましょう・・・。

左の岩壁もなくなりただの険道となりました。

こう見るとやはり高原っぽさがありますね。

吉備高原という名前がしっくりくる景色です。

人の手が入りだした!

杉林というのは基本的に人の手が入っている林業の象徴です。

それもきれいに間伐されていますね。

人の世界に入ってきたといって過言ではないでしょう。

杉林に続いて竹林です。

日本においては竹林というのも人の手が入っている森です。

これも人の匂いがしてきたといえるものですね。

大きなカーブの先には怪しげな小径が・・・。

木にはなりますが、まずはこの道を踏破するのが先です。

いずれまた来る機会に取っておくとしましょう。

石垣が現れた!

直接的な人の仕事です。

そしてここが街道だったということが示されるものです。

かつてここを往来した人たちの脚力に驚かされるばかりです。

ついに民家が現れた!

日本の原風景だなぁ。

新緑といい、日本人の感性に刺さります。

住みたいかと言われると・・・、ノーコメントで。

おうちはありますが、集落と呼んでいいか謀れる感じです。

ぽつんの一軒家なんかに出てきそう。

さすがに県道沿いはダメか。

この辺りの渓谷の名前にもなっている羽山という字を持っているこの集落。

この左の急坂を上った先が集落のメインストリートみたいです。

斜面にある集落か、本当に昔ならではの立地ですね。

羽山集落を抜けると、再び森の中へ。

しかし先程のような孤立感はあまりないですね。

人の世界にいる安心感があります。

古めの橋が現れました。

羽山渓を形作る成羽川を渡る橋ですが、古く見積もっても昭和40年代くらいかなと。

ちょっと気にはなりましたが、今回は掘り下げずに通過しました。

若干鬱蒼としてきました。

これ真夏だったら結構ヤバそうだな。

執筆時点は真夏なため、最近こういうところで車のひっかき傷を増やしまくっているのですごい実感します。

現役県道だってヤバいとこはヤバいんですから。

集落と森を繰り返す典型的な日本の山間部の景色。

しかし過疎化によりこの光景が見られるのも現代が最後なのかもしれませんね。

非とは便利を求めるもの。

しかしこういう文化が衰退していくのは寂しい限りです。

反対向いてますがここが異常気象規制区間の終わり。

つまりここからは完全に人の世界に舞い戻ります。

羽山集落は実はこの道以外からでもたどり着けるようなので、ご心配なく。

片側1車線、個人的にこの険道が普通の顔する瞬間がたまらんのですよ。

騙そうとしてくれやがってと。

まぁそこにあえて足を突っ込むのが我々なんですが。

この道は最後に国道313号(レポ未)にぶつかって終了となります。

広島県福山市と鳥取県にある北栄町を結ぶ国道、やはり僕にはなじみのない道です。

しかしだからこそ、辿ってみたくなるんですがね。

なぜか白黒になってしまった・・・。

こんなに使っている地図なのになぜ・・・。

まぁ、この道自体も険道慣れしていたら楽しめる道です。

あの隧道のついでに走破してみては?


以上、岡山県道300号宇治下原線編