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2010年 「広がる住宅」 (後編)

2018.12.18 11:30

今日は家のことを。


これは、「広がる住宅」引き渡しの日にいただいた、T様手作りのもの。



T様と家の話をした当初は、お互いにかなりギャップを感じていました。

本州と十勝の家の違い、家づくりに対する熱量も違ったのだと思います。

時間をかけてお互いの疑問点をひとつひとつ潰していきました。構造、気密、断熱、間取り、使う建材などあらゆることを細かく話しました。


こうしたい!という要望も簡単には通らなかったり潰してしまうことも多かったので、今思えばプロではないT様にしたら、この作業は大変だったと思います。

しかしながら、自分達としてはいいものをつくりたい、「本当はだめなことだけど、お客様の要望だからそうしよう」という正直ではない家づくりが嫌だったのです。

プランも夢の中でもプランニングするくらい考えました。


現場進行中は、農作業の途中や仕事終わりに見に来てくれて、「この事を言っていたんだね!」と実感して徐々に共有していく感覚がとても楽しく。

そして、実際住んでみて良さを理解してその時々で報告してくれるのがつくり手としては更に嬉しいことです。

価値観を共有できてこそです。

共有していく過程を諦めなくて良かったと思える瞬間です。





「広がる住宅」

・居間には吉野檜の大黒柱、玄関には一位の柱、床は道産ならフローリングで経年変化を楽しむことができる

・2階はフリースペースとサンルームを設け、広げると大空間で使うこともできる

・農家ならでは裏玄関(勝手口)があるが、位置を工夫して無駄のない間取り

・居間やキッチン、ダイニングはどこにいても家族の顔が見える




十勝に根付いて縁が広がりますように




家づくりは、最初はお互いに真っ白。そこから本気で深く深く考えるからこそ楽しいのです。