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コル・トワノ/基本情報

2024.06.28 08:51

- コル・トワノ -

????年1月8日生まれ 158㎝ A型

オルタヴォルタ区在住

魔法使いとしてオルタヴォルタ大学B班に所属している少年。

弱さを経験でカバーし、強い敵とも渡り合っている。

記憶 / 記録


【story】

・人間と魔法使いを隔てるものは「魔法」の有無だけだ。「魔法」さえ除いてしまえば、両者は同じ存在であり、寿命や強度も同じものを有している。故に、一見少年のように見える魔法使い—コル・トワノは、その姿のまま長い時を生きている異例の存在として知られていた。
そんな彼の日課は、地上にとどまる魂を天へと送り届ける事である。

多くの人が寝静まった頃、魔法で生み出した列車は瞬く間に空へと駆け上がる。目的地までの道すがら、彼は魂と向き合って、必ずこう語りかける事にしていた。

「話したいことはある? それとも、話を聞いていたい?」

「もし1人になりたかったら、遠慮しないでいつでも言ってね」

「君が、忘れてしまった君自身を思いだせるなら……なんだっていいんだ。在るべき場所へたどり着くまで、まだまだ時間はあるからね。のんびり思い出していこう」と。

彼は言う。「列車を生み出す力も、この日課も、祖母から引き継いだものなんだ。僕はただ、預かったものを正しく使って、守っているだけ」


・魔法を専門的に扱う大学においては、魔法使い達を集め、見回りや討伐などの任務を割り振る役目を持っている場合がある。
コル・トワノも大学に所属する魔法使いのうちの1人であり、構内でその姿を見かける機会は多い。
大学での彼は大抵、研究室か図書室、あるいは資料室にいて、特に異世界—地球という星のある世界—から仕入れた書物を好んで読み漁っている。
彼に言わせれば、任務や捜査以外の時間、その中でもとりわけ読書は、趣味というよりは現実逃避に近いものである。本を読む速度は遅く、貸し出し延長申請を提出する手つきは慣れたものだ。

資料室の一角は殆ど彼の自室のようになっていて、机上には常に本が積み上げられているのだが、それを咎める者はいない。資料室にしまい込まれた異世界の本を借りに来る人は、そう多くないからである。