「白夜追凶」第一集
バラバラ殺人事件が発生。隊長(※捜査一課課長クラスのようだ)の周巡は新人の周舒桐を連れて現場へ。この厄介な事件に前隊長の関宏峰も応援に駆けつけた。数々の難事件を解き明かしてきた伝説の刑事・関宏峰を前に周舒桐は緊張しまくり、また凄惨な死体を前に嘔吐してしまう。周巡は新人に勉強も兼ねて関宏峰にくっついていけと命じる。
まだまだ働き盛りで鋭い観察力洞察力を持つ関宏峰が隊長から外されたのには訳があった。彼の双子の弟・関宏宇、彼が殺人容疑で全国に指名手配されているのだ。肉親が捜査をすることは好ましくない。そして警察の仲間らももしかしたら彼が弟と連絡を取っているのではないかという可能性を捨てきれてはいなかった。周巡が周舒桐を彼の下につけたのも一種の監視なのだった…。
関宏峰は仕事を終え一人暮らしのマンションへと戻って来た。ドアを施錠し部屋の明かりをつける。と、後ろから肩を叩かれた。振り向くとそこには弟・関宏宇の姿が。宏宇は晩飯を用意していたと笑ってテーブルを指さす。
…実は宏峰はずっと自分の部屋に弟を匿っているのだ。事件のあった夜、自分の元へやってきた宏宇。俺は殺してなんかいない…その言葉を信じ彼は部屋から一歩も出ず 物音や声を出さず、物品に指紋を残さないよう終始手袋を着用するという条件で匿っているのだった。だがその抑圧された生活に宏宇も根を上げ始めていた。これでは監獄にいるのと同じだ!
そこで宏峰は弟に自分になりすまして外へ出ることを提案する。自分よりもややぽっちゃりな弟にダイエットさせて体格を同じにさせ、頬に残る傷跡もわざわざそっくりにつけて、今捜査している事件、それに関わる人物、同僚らの姿も全て頭に入れさせた。久しぶりの外の世界に宏宇は浮かれながらも警察署へと向かう。例のバラバラ殺人事件のミーティングが行われるのだ。
関宏宇は兄から教えてもらった知識と推理を提示するが、周舒桐から鋭い指摘が入り言葉に詰まってしまう。トイレに行くふりをしてその場をごまかした。
同刻、関宏峰のマンションでは停電が起こった。暗闇の中で宏峰は自分の手が血まみれになっていることに気づき驚愕するが必死に声を押し殺す…。
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主演の潘粤明、この人すごいねー。弟くんのこのちょっと緊張した、ビミョーに違う表情!
周囲の人たちがみんな若くてそういう所は日本のドラマっぽい安さがあるけど、まぁでもアリかなー。周舒桐はやっぱり大根だった。このおおげさな芝居は見るに耐えん。