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夫婦再生・自分再生カウンセリングルームひまわり

夫婦と横の関係について

2024.06.29 23:00

夫婦再生・自分再生サポーター のんです


自分再生ステップ1講座や、ELM勇気づけ勉強会のベースには、アドラー心理学があります。

ツーDAY講座(自分再生基礎講座)の学びも、アドラー心理学と齟齬はありません。

基本、幸せに生きるための学びです。


私はアドラー心理学をベースに、「課題の分離」をお伝えしていますが、ツーDAY講座でも、冒頭に必ずお話しします。


課題の分離は、愛を込めて境界線を引く事です。


これには「横の関係」が必須なのですが・・・。

先日、「横の関係」という言葉は知っているけど、イマイチ腑に落ちない・・・

というご相談がありましたので、今日は「夫婦と横の関係」について、綴ります。


夫婦・・・上司と部下とは違います。

どちらが上で、どちらが下は、ありませんよね。

これ、横の関係です。夫婦は、対等な関係ですから、横の関係です。 


でも、この関係、あっという間に崩れるのです。


夫の不倫をきっかけに、妻は被害者の椅子に座り、夫を加害者の位置に置きます。


日常生活における「私ばっかり・・・損!」も、被害者意識です。

私ばっかり、可哀そう。私ばっかり、忙しい。私ばっかり、私ばっかり、私ばっかり・・・

根底に「あなたのせいで、私ばっかり損している」がありますよね。

これは、あなたが被害者で、夫が加害者という事です。


加害者は、悪者ですから、悪です。

加害者が悪で、被害者が善。

「正義は勝つ!!」をキャッチフレーズに、被害者である妻は、加害者である夫の上に立ちます。

被害者は、加害者が反省し、過ちを悔い改めるよう、コントロールしようとします。

コントロールが入った瞬間から、明らかに、夫婦関係は縦の関係になります。

支配と服従です。


コントロールと言うと、強力なエネルギーをイメージしがちですが、様々あります。

同情を引くことで、相手をコントロールしようとする場合もありますので、一概には言えません。


加害者である夫は、コントロールされ続ける事に限界を感じます。

ある時夫は言いました。

「もう無理。離婚しよう」

「夫婦を続ける事は出来ない」

腹をくくった夫は、キッパリと言いました。

離婚を宣言された妻は、恐怖に怯えます。

離婚を迫る夫、それに怯える妻・・・立場が逆転しました。

夫は、妻を離婚に向かわせようとしますから、ここにコントロールが生まれます。

支配と服従・・・縦の関係です。


縦の関係は、支配と服従の関係です。

決して、心地よくありませんし、深い関係性は築けません。

恐怖がベースにあるのが、縦の関係。

目指すのは、横の関係です。


横の関係のベースにあるのは、愛です。

アドラー心理学では、夫婦はもちろんですが、上司と部下も、先生と生徒も、親と子も、横の関係を築くことを唱えています。


横の関係とは、お互いを認め合いながら、二人でベストな答えを導き出す事です。

ベストが無理なら、よりベターな答えを二人で導き出すのです。

一人ではありません、二人です。


例えば、夫婦で話し合う時。

お互いに意見をぶつけ合うと喧嘩になります。

私の意見が正しい。私と違う意見を持つあなたは、間違っている。あなたは間違っているのだから、私の意見に従いなさい。

ここでコントロールが入りますから、話し合いになりません。

喧嘩になります。

喧嘩の原因は、支配権争いです。


そうではなく、お互いの考えを聞き、一旦は受け止める事です。

意見が違ったとしても、間違っているわけではなく、ただ、違うだけです。

違いは、間違いではありません。

あなたとは違う想いが、そこにあるだけです。

あなたが違う想いを持っているなら、それを意見として伝える事も大切です。

伝えないなら、あなたは服従する事になります。

自ら、支配と服従の関係を作る事になるのです。


縦の関係は、支配する人によって作られるばかりではありません。

服従する人によって作られる場合も多くあるのです。


支配者にも、服従者にもならない事を心がけてください。


夫は、「もう無理。離婚しよう」と言いました。

「夫婦を続ける事は出来ない」と言いました。

縦の関係で居続ける事に、限界を感じたのではないでしょうか。


支配と服従の関係のまま、夫婦を続けることは難しい事です。


支配と服従・・・縦の夫婦関係は、本当の夫婦関係ではありません。

恐怖がベースにあります。

本当の夫婦、本物の夫婦は、横の関係です。

無礼講ではありませんよ。愛がベースです。


違いは、間違いではありません。

まずは、フラットな気持ちで、話す、聴く。ここからスタートして欲しいと思います。


ポイントは、支配者にも、服従者にもならない事を心がける事。


ちなみに・・・あなたは、支配者になりがちですか?それとも、服従者になりがちですか??

あなたは、どのタイプ??

自分を知る事も、お忘れなくね。



無限の可能性を信じて

愛と感謝をこめて ありがとう のん