ルームツアー動画をつくりながら、いつも感じていること
いつも私の動画をご視聴くださっている皆さまに、この場をお借りして改めてお礼申し上げます。(写真は、最近公開した動画のサムネイル用としてつくったものです)
また、撮影にご協力くださる住まい手の皆様には、本当に感謝しかないです。ありがとうございます。私の動画は、カメラをパンしながら広範囲を連続で撮影することが多いので、基本、片付けながらの撮影というのは無理なんです。
ということは、事前に、かなり隅々まで神経を使って片付けをしていただいているということ。日々の暮らしの場ですし、ましてやお仕事と家族やペットの世話などを夫婦共働きで回している家庭だと、そうした片付けはかなりの負担だと思います。撮影日が迫る中、ピリ付く瞬間もあるのでは……と想像します。付け焼き刃で徹底的な片付けは難しいと思うので、ふだんから一定以上に整った暮らしをされているのだろうとは思いつつ、申し訳ないなあ、という気持ちがあります。
素晴らしいと思うのは、そうした大変さを乗り越えてでも、撮影に応じてくださるお気持ちです。それは、設計者の宣伝になるだろうからひと肌脱ごう、という心意気であり、良好な関係性や信頼関係が見えて心が温かくなります。
そして、マイホームをとても気に入って、愛おしむように暮らしていることが伝わり、こちらまで幸せな気持ちにさせていただけます。ルームツアーは「幸せのおすそ分け」なんだな、と感じながら撮影しています。本当にありがたいことです。そんな感覚が、動画を通して少しでも多くの人に伝わったら、私はますます幸せです。YouTubeというメディアと、撮影の知識も技術もない私のような者でも、手軽に美しく撮影できる機材が手に入るこの時代に生き合わせたことにも、感謝です。
動画の活動はライフワークとして、事例リサーチ、アポイント、撮影、編集、宣伝用のSNS運営など、すべて自前で行っております。撮影にうかがったお宅でたまに「え〜、おひとりなんですか?撮影クルーが来るのかと思ってました」と言われることがあります。自由で身軽に動けるひとり、が気に入っています。小さいお子さんや人見知りの猫さんなどとも、お近づきになりやすいという利点もあったり。
誰でも簡単にきれいな動画が撮れる時代だけれど、これまで私なりに試行錯誤してきました。どんな機材や編集ソフトを使っているかなども、そのうちご紹介したいと思います。