日常のための体づくり
私たちは日常生活の中で、意識せずに筋力を使っています。
歩く、座る、洗濯物をする、髪の毛をセットするなど、
これらの動作には筋力が必要です。
日常の動作で使われる筋力は、
実は最大筋力のわずか10%程度に過ぎないと言われています。
なので、
100%の筋力トレーニングをしたとしても
それを使う場面はあるでしょうか?
例えば
ボディメイクや趣味のスポーツのため、
筋力を必要とする仕事をしている、
など
他の目的があるなら別ですが
健康維持のためのトレーニングなら、
筋トレといわれるほどの筋力は必要ないでしょうね。
では、普段の生活を快適に過ごすための体づくりとは
どういったことをしたらよいのでしょうか。
それは、体の使い方のトレーニングです。
その体の動かし方と、
動かすための柔軟性と筋力が必要です。
私達の体は
とくに動きを意識しなくても
脳からの指令によって
スムースに動かせるように出来ています。
ところが経験によって
「無意識的な体の使い方」≠「体によい使い方」
になってしまっていることがあります。
今まで使っていなかった筋肉は
使わないまま固まっていたり
緩みすぎて筋力がなかったりします。
ピラティスのレッスンでは、
小さな動きの反復を通じて
体の動かし方を脳に
「こっちだよ」と記憶させてあげます。
使い方をインプットして
日常へと返していく、
その繰り返しですね。
慣れてくると、あ、今ズレてる、と分かってくるように
なります。
継続してご参加の方たちから
感想をいただきました。
「少しずつ体が変わってきているのが分かります」
「座るときに膝が開いていることに気づきました」
「この教室に来てから、動きゃいいってもんじゃないっていうのがよく分かった」
( ̄∇ ̄)笑
ピラティスの動作が体に染みついてきたら
日常の動作や姿勢が変わって
結果として使う筋肉、
ボディラインも変わってくることでしょう。
自分のクセに気づくのって
面白いなぁと思います。
ではまた♪