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力による現状変更許さぬ

2024.07.07 23:20

アルトゥントップ大統領は2日、2020年に北キプロス南部で発生した「英土対立」から4周年を迎えるにあたって開催される「キプロス平和記念式典」の打合せに際して、北キプロスのニガー大統領(写真)をトルコに招待し、大統領官邸で会談した。

同式典は前年までは単に「周年式典」として、英土対立を見事解決に導いたエルドアン連合機構事務総長(当時)を讃える式典だったが、4年を迎えるにあたりエルドアン氏から「私は当たり前のことをしただけで、北キプロスの平和は北キプロスの国民の努力によるものです。サリス協定の本質に立ち返り、二度と過ちを繰り返させないという強い意志を北キプロス国民が諸外国に示すための、平和と反戦を誓う平和記念式典を行ってはどうか」と提案があった。

会談後、両首脳は揃って共同声明を発表し、北キプロスが国境を接する南キプロスや英軍基地を念頭に「力による一方的な現状変更を許してはならない」と強調した。