絶望は時に力をくれる
今日は娘の話です。
娘は学校の授業中におトイレに行きたいことを言い出せず失敗したことが何度かありました。
授業が始まってすぐにトイレに行きたいという男子生徒が「トイレは休み時間にいきなさい」と先生に怒られている姿を何度もみているので、変にまじめな娘は怒られるのではないかと心配になり、言い出せず我慢した結果、失敗してしまうということを繰り返していました。
そのたびに、娘と話し合って、改善策を二人で決めたり、先生も配慮してくださり授業中でも行っていいからねと優しく伝えてくださったのですが、それでも言い出せないということを繰り返していました。
起こられる対象の先生が良いと言ってくれているのに、言い出せない。
本来、言い出せない原因は『先生から怒られるかもしれない』ということで、先生から『怒らない』という確約を得ているのに言い出せない。
これは、現象ではなく、自分自身の問題であることがわかります。
先生は言いと言ってくれていても、自分自身が許可を出すことができない。
もちろん、先生から怒られる以外にも、お友達に対して恥ずかしいという思いもあるかもしれません。ただ、それも自分自身がそう思っていることで、結局は自分自身との関係性です。
そんな娘は、昨日『今日、授業中におなかが痛くなって先生に事情を話してトイレに行けたよ!』と喜んで帰ってきました(*^^)v
どのようにして、自分に許可を出せたのかを聞くと、いろいろ自分自身との会話をして決断に至るまでを話してくれましたが、何が一番娘に力をもたらしたのかを聞いてみると、、、
それは『絶望』でした。
どういうことかというと、授業が始まってすぐにおなかが痛くなったということが大きかったようです。
すなわち45分耐えることなんてできない!!!という絶望です。
授業が終わるまであと10分とか、5分とかだったら、もしかしたら我慢できるかもしれないという希望の末、失敗するということになっていたかもしれません。
絶望って聞くといい印象は受けませんよね。
しかし、絶望は時に普段では乗り越えられないような力を与えてくれます。
今回の娘のように、絶望を力に変えてトライすることで、成功体験を得て自分自身の問題も解決していくことができるかもしれません。
陰には、内観すると愛が隠されています。
陰は、私たちの敵ではありません。
陰には、私たちが成長するための真理や力が隠されています。
私は、陰の深い愛を伝えて、陰陽どちらとも仲良くなっていただきたい。
そして、正解不正解、善か悪、そんな二元論から解き放たれた、途方もない豊かな世界を皆さんと一緒に楽しんでいけたらと思います☆