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ボクと死神さん

2018.12.19 20:20

【ボクと死神さん】 

♂1人 不問1人 計2人 

~30分 

 

ボク 10歳~15歳 

 

死神 20代半ばぐらい 

 

 

――――――――― 

ボク 不問 : 

死神 ♂  : 

――――――――― 

 

ボクM「ボクには、他の人には見えないモノが見える」 

 

死神「よぉ、ボウズ。来たぜ」 

 

ボク「あ、いらっしゃい。死神さん」 

 

死神「おいおい・・・。何回言ったら分かるんだ?俺は死神じゃねーよ」 

 

ボク「うん、知ってるよ。でも呼びにくいから、死神さん」 

 

死神「はぁ・・・。勝手にしろ・・・」 

 

ボク「そうするー」 

 

死神「それで。調子はどうよ?」 

 

ボク「んー。お母さんが借りてきてくれた本も全部読んじゃったし、すっごく暇」 

 

死神「そうかそうか。元気そうだな」 

 

ボク「うん、元気だよ。でもね、最近足の感覚が無くなってね、完全に歩けなくなっちゃった」 

 

死神「そうか・・・」 

 

ボク「うん」 

 

死神「よしっ。んじゃ、なんかするか」 

 

ボク「ほんとっ!じゃあ、サッカー!・・・は出来ないし・・・。あ、そうだ!」 

 

死神「お?」 

 

ボク「いつものあれ!やろうよ!」 

 

死神「はいよ」 

 

 

 

ボク「ここー?」 

 

死神「もうちょい右だな」 

 

ボク「こっちー?」 

 

死神「違う、それは左だ」 

 

ボク「じゃあ、こっちだ!」 

 

死神「それは下だ・・・。ボウズ、分かっててやってるだろ」 

 

ボク「えー?なんのことー?」 

 

死神「まったく・・・。じゃあ、そこでいい」 

 

ボク「あっ!適当に言ってる!それはダメなんだよ!」 

 

死神「だったら、ちゃんと指示通りに動け」 

 

ボク「はーい。じゃあ次、これはー?」 

 

死神「なぁ、ボウズ」 

 

ボク「んー?これはどこー?口かな・・・?」 

 

死神「・・・死ぬのは、怖くないのか?」 

 

ボク「え?」 

 

死神「あ。いや、なんでもねぇ・・・悪い」 

 

ボク「死神さんがそんなこと聞くなんて、珍しいね」 

 

死神「・・・なんだかさ、ボウズ見てると、これから死ぬってのに・・・全然普通でさ・・・」 

 

ボク「・・・怖くは、ないよ」 

 

死神「そう、なのか」 

 

ボク「うん。だって、死神さんが言ってたでしょ?」 

 

死神「ん?あぁ、あれか」 

 

 

 

 

 

死神M「俺はボウズと共に生まれた」 

 

ボク「ん?・・・だれ?」 

 

死神M「死は常に生き物のそばに居る。ただ、見えないだけなのだ」 

 

ボク「だれか、いるの・・・?」 

 

死神M「見えない・・・はずなのだが・・・」 

 

ボク「おじさんっ!?だれ!?」 

 

死神「・・・ボウズ。俺が見えるのか?」 

 

ボク「どこから入ってきたの!?」 

 

死神「あー。まぁ、そうなるよなぁ・・・。とりあえず落ち着け」 

 

ボク「おかーさーん!!!ドロボーさんがー!!!」 

 

死神「あー・・・」 

 

ボク「お母さん!ほら!ここに!嘘じゃないよ!!!なんで見えないの!?変なおじさんが!!!」 

 

死神「ボウズ・・・、俺はお前にしか見えないぞ」 

 

ボク「お母さん!お母さん!ほんとにおじさんが!!!」 

 

死神「しゃーねー・・・落ち着くまで待つか。どーせ、ボウズ以外には見えないしな・・・」 

 

 

 

ボク「・・・本当にボクにしか見えないの?」 

 

死神「あぁ」 

 

ボク「おじさんは、誰・・・?」 

 

死神「俺は、『死』だ。あと、おじさんじゃない。ボウズと共に生まれたからな。死が生まれるってのも変な表現だが・・・」 

 

ボク「おじさんじゃないの?」 

 

死神「いうなら俺は、ボウズそのものみたいなもんだ」 

 

ボク「じゃあ、なんて呼べばいい?」 

 

死神「さぁ、な。名前なんてものはない。それに、死を見るのはだいたい死ぬときなんだ。だから名前を呼ばれることがないからな」 

 

ボク「・・・じゃあ、ボクは死ぬの?」 

 

死神「あぁ、たぶんな」 

 

ボク「そっか・・・。あ、なんか絵本で見たことあるよ。死ぬ人の前にやってくる・・・えーっと、死神さん・・・だったかな」 

 

死神「死神ではないぞ」 

 

ボク「死神さんにするね」 

 

死神「だから、死神とは違うと・・・」 

 

ボク「じゃあおじさん?」 

 

死神「それも違う・・・」 

 

ボク「死神さん」 

 

死神「はぁ・・・、好きにしろ」 

 

ボク「ボクはなんで死ぬの?」 

 

死神「さぁ、な」 

 

ボク「知らないの?」 

 

死神「あぁ。俺はただそこに居るだけの『死』だからな」 

 

ボク「でも、もうすぐ死ぬんだよね?」 

 

死神「あぁ」 

 

ボク「そっか」 

 

死神「あぁ」 

 

ボク「なんで死んじゃうんだろ・・・」 

 

死神「さぁ、な」 

 

ボク「・・・。・・・死なないね」 

 

死神「死なないな」 

 

ボク「おじさん、だれ?」 

 

死神「俺は、ボウズの死だ。あと、おじさんではない」 

 

 

 

 

 

ボクM「それから、ボクと死神さんの暮らしが始まった」 

 

ボク「死神さーん」 

 

死神「なんだ?」 

 

ボク「今日、かけっこで1位になったよ!」 

 

死神「あぁ。見てた」 

 

ボク「へっへーん」 

 

死神「よくやったな」 

 

ボク「えへへー」 

 

死神「・・・なんでボウズには俺の姿が見えるんだろうな」 

 

ボク「ん?なにか言ったー?」 

 

死神「ほんと、全然死なないなと思って、な」 

 

ボク「なんでだろうねー。死神さんはボクに死んでほしいの?」 

 

死神「別に、そう言う訳じゃない。俺はただの死だ。そんな感情なんか、存在しないさ」 

 

ボク「そっかぁ・・・。ボクは死神さんと居れて嬉しいけどなー」 

 

死神「なぜだ?」 

 

ボク「なんでだろう・・・。わかんないけど。死神さんとお話するの楽しいよ?秘密の友達みたい!」 

 

死神「死と友達ねぇ・・・。いつ死んでもおかしくないんだぞ?」 

 

ボク「えー、それは嫌かなぁ。だって、まだやりたいこといっぱいあるもん」 

 

死神「まったく、変なガキだ・・・」 

 

ボク「まぁねっ。なんたって、死神さんが見えるんだもんっ」 

 

 

 

 

 

死神M「ボウズが俺のことを初めて見てからすぐの、冬の寒さが厳しい朝の事だった」 

 

死神「よぉ、ボウズ」 

 

ボク「あ・・・死神さん・・・」 

 

死神「なんだ?今日はやけに暗いな」 

 

ボク「・・・死んじゃった」 

 

死神「ん?それは・・・、ボウズが飼ってた猫か?」 

 

ボク「うん・・・」 

 

死神「死んじまったのか」 

 

ボク「うん・・・。朝ごはんだよって・・・いつもならすぐにやって来るのに、全然来なくて・・・」 

 

死神「あぁ」 

 

ボク「おかしいなって思って、おうちの中見たら、丸くなったまま動かなくて・・・」 

 

死神「そうか・・・」 

 

ボク「死神さんがやったの・・・?」 

 

死神「いや、俺じゃないよ」 

 

ボク「でも、死神さんは『死』なんでしょ?」 

 

死神「俺は死だが、『ボウズの死』なんだよ。だから、ボウズにしか見えない。この猫には『この猫の死』が居たんだよ」 

 

ボク「・・・助けてよ」 

 

死神「それは出来ないな・・・。生き物はいつか死ぬんだ。だから、俺みたいな『死』は、生き物と一緒に生まれるんだ」 

 

ボク「ボクも、死神さんに殺されるの・・・?」 

 

死神「別に、俺たちは何もしないさ。ただ、生き物と共に居るだけ。それが『死』だからな」 

 

ボク「そっか・・・。ねぇ、死神さん」 

 

死神「なんだ?」 

 

ボク「死ぬって、どんな感じなの・・・?死んだらどうなるの?」 

 

死神「さぁ・・・な。俺は『死』そのものだからな。死ぬことも、死んだこともない。悪いな」 

 

ボク「そっか・・・。幸せ、だったのかな・・・?」 

 

死神「そうだな。天寿を全う出来たんだ。それはとても幸せなことだろうな」 

 

ボク「なら・・・よかった」 

 

死神「あぁ、ボウズに愛されて幸せだったと思うぜ」 

 

 

 

 

 

死神M「ボウズが俺を見えるようになって何年か経った頃、ボウズはよく転ぶようになっていた。思ったように足があがらず、ちょっとした段差に躓いてしまうのだ」 

 

ボク「今日はお医者さんが来るんだって」 

 

死神「そうか」 

 

死神M「死の姿が見えると言う事は、死が近づいてきていることだ。ボウズは特別早く俺を認識できただけで、それは例外にはならなかった」 

 

ボク「ちょっと転んじゃうだけなのにね。お母さんが大げさなんだよ」 

 

死神「そうだな」 

 

死神M「俺は、感じていた。いや、知っていたからこそ気付いた、と言うべきだろう。ボウズの体の中には、ボウズの命を奪う病が潜んでいる。だが、それを言ったところで、治すことが出来るようなものでもないことも、分かっていた」 

 

ボク「今日ね、みんなでサッカーする約束してたんだ・・・」 

 

死神「サッカーならいつでも出来るだろう?」 

 

ボク「ううん。今日はね、街に出てプロで活躍してる友達のお兄ちゃんが帰ってきてるから、サッカーを教えてもらうんだよ」 

 

死神「プロか・・・それは凄いな」 

 

ボク「うん。本当に凄いんだよ!バババーって一気に抜いてゴール決めちゃうんだー」 

 

死神「へぇ。カッコいいな」 

 

ボク「ボクもいつかあんな風になりたいんだー」 

 

死神「ボウズはサッカーが上手いからな。なれるんじゃないか?」 

 

ボク「本当!?」 

 

死神「でも、その前にちゃんとお医者さんに診てもらわないとだな」 

 

ボク「はーい・・・」 

 

 

 

 

 

ボクM「それからしばらくして、ボクは走ることが出来なくなった」 

 

死神「よぉ、ボウズ」 

 

ボク「こんにちは、死神さん」 

 

死神「だから俺は死神ではないと――――」 

 

ボク「勝手にしてまーす」 

 

死神「まったく・・・」 

 

ボク「へへっ。最近居なかったよね?何してたの?」 

 

死神「別に。その辺をふらふらとしていただけだ」 

 

ボク「居なくなっちゃったのかと思った」 

 

死神「居なくなれやしないさ。死は常に、生き物と共に居なきゃいけないんだからな 

」 

 

ボク「そっか。どこか行きたいとか思わないの?」 

 

死神「思わないな。俺たちはただ存在しているだけだ。何かを感じたり、思ったりすることはない」 

 

ボク「でも、ボクとこうして話せてるよね?」 

 

死神「ボウズは特別だ。普通は死ぬ直前にしか見えないんだ。話す時間なんてないさ」 

 

ボク「死神さんは?」 

 

死神「なんだ?」 

 

ボク「死神さんも特別なの?」 

 

死神「あぁ・・・、それは考えたことがなかったな。でも、きっとそうなるんだろうな」 

 

ボク「特別って、なんかいいね」 

 

死神「そうか」 

 

ボク「うん。最近ね、脚が言う事聞かないんだ。頑張っても歩くので精一杯だし。だから、大好きなサッカーも全然できなくて・・・。死神さんも居ないから、つまらなかったんだよ?」 

 

死神「・・・そうか」 

 

ボク「そうだよ。だから、今日はいっぱいお話しよっ!」 

 

死神「分かった。何を話すんだ?」 

 

ボク「んー・・・、じゃあ死神さんが考えて!」 

 

死神「まったく・・・しょうがねーな・・・。じゃあ、ボウズは将来の夢とかはあるのか?」 

 

ボク「夢?んー・・・。まずはサッカー選手でしょ」 

 

死神「まずは?」 

 

ボク「うん。それと、パン屋さん!あの焼き立ての匂いがすごく好きなんだー」 

 

死神「サッカー選手でパン屋さんか・・・」 

 

ボク「まだあるよ!世界ってすっごく広いって本で読んだんだー。だから、全部見てみたい!それに、美人なお嫁さんもらったり、世界を救うスーパーヒーローもいいね!」 

 

死神「ぷっ、ははははは。夢がいっぱいだな」 

 

ボク「そうだよ!やりたい事がいっぱいありすぎて大変なんだぁ」 

 

死神「まずは何がやりたい?」 

 

ボク「今は・・・。早くみんなとサッカーがしたい・・・」 

 

死神「そう・・・だよな」 

 

ボク「・・・ごめんなさい」 

 

死神「いや、俺の聞き方が悪かった。すまんな」 

 

 

 

 

 

死神M「日を追うごとにボウズの容態は悪化していく。寝たきりの日も多くなっていった」 

 

ボク「死神さーん」 

 

死神「なんだ?」 

 

ボク「死神さんはさ。ボクと話してて楽しい?」 

 

死神「さぁ、な」 

 

ボク「楽しいか、楽しくないかだよー?」 

 

死神「だからな、俺にはそういう感情はないと―――」 

 

ボク「それは嘘だよー。これだけいろんな事を話して、いろんなことを一緒にして、なにもないなんて嘘だよー」 

 

死神「・・・はぁ。わかった、そうだな。楽しいよ。・・・まさか俺がこんなことを思う日が来るなんてな」 

 

ボク「ボクたちは特別だからねっ」 

 

死神「そうだな」 

 

ボク「ボクね、死ぬんでしょ?」 

 

死神「・・・・・・」 

 

ボク「死神さんはずっと分かってたんだよね。たぶん・・・」 

 

死神「・・・あぁ」 

 

ボク「やっぱり・・・。治らないんだね」 

 

死神「俺が見える。つまり、そう言う事なんだよ」 

 

ボク「そっか・・・」 

 

死神「あぁ・・・」 

 

ボク「話してくれてありがとう。・・・僕は天寿を全う出来たのかな・・・?」 

 

死神「・・・・・・」 

 

ボク「死神さん?・・・あれ?死神さん?」 

 

 

 

 

 

死神M「俺は『死』だ。それ以上でもそれ以下でもない。そういう存在だ。・・・なのに、なんでこんな気持ちになるんだ・・・」 

 

 

 

 

 

死神「なぁ、ボウズ」 

 

ボク「んー?これはどこー?口かな・・・?」 

 

死神「・・・死ぬのは、怖くないのか?」 

 

ボク「え?」 

 

死神「あ、いや、なんでもねぇ・・・悪い」 

 

ボク「死神さんがそんなこと聞くなんて、珍しいね」 

 

死神「・・・なんだかさ、ボウズ見てると、これから死ぬってのに・・・全然普通でさ・・・」 

 

ボク「・・・怖くは、ないよ」 

 

死神「そう、なのか」 

 

ボク「うん。だって、死神さんが言ってたでしょ?」 

 

死神「ん?あぁ、あれか」 

 

ボク「ボクね、死神さんと会えてよかったよ。もうすぐボクは死んじゃうけどさ、死神さんと会えて、お話出来て、いろんなことを知れたよ」 

 

死神「・・・あぁ」 

 

ボク「だからね・・・。きっとボクは幸せなんだ。ボクは・・・、天寿を全う出来たんだよ・・・」 

 

死神「・・・死んでもいい、のか?」 

 

ボク「・・・なんで、そんな事言うの?」 

 

死神「・・・死にたくないって・・・思わないのか?」 

 

ボク「あはは、変だよ。死神さん。だって、生き物はいつか死ぬんでしょ?それが今だっただけでしょ?・・・それに、ボクは死神さんに愛されてる・・・だから・・・幸せだよ?」(涙をこらえながら) 

 

死神「・・・あぁ。俺はボウズを愛してる」 

 

ボク「・・・夢もね。全然叶えれなかったけど・・・、お父さんも・・・うぐっ・・・お母さんも・・・ひぅっ・・・いっつも僕のせいで泣いてばっかりだったけど・・・ううっ・・・」(泣き始める) 

 

死神「・・・ごめんな・・・ごめんな」 

 

ボク「いやだよ・・・まだ死にたくないよ・・・死にたく、ないよ・・・うわぁぁぁああああん」(号泣) 

 

死神「・・・ボウズ・・・ありがとうな」 

 

 

 

 

 

ボク「あれ・・・?せん、せい・・・?」 

 

ボクM「ボクは泣き疲れて眠っていたらしい。目が覚めると、目の前にはお医者さんがいて、ボクを見て、まるで神様でも見たかのように不思議な顔をしていた」 

 

ボク「あれ・・・?足が・・・動く・・・」 

 

死神M「ずっと考えていたことがある。俺は誰だ?なんだ?・・・俺は『ボウズの死』だ。ボウズに俺が見えていると言う事は、それはボウズに死が近づいてると言う事だ。じゃあ・・・?もし俺が消えることがあれば・・・?」 

 

ボクM「お医者さんはボクにいろいろな検査をした。けれど、何一つ病気の症状はみられなくなっていたらしい」 

 

死神M「生き物は必ずいつか死ぬ。死である俺は、生き物ではない・・・通常ならば・・・。感情も意志も何も持たない、ただそこに居るだけの存在が『死』ならば、ボウズと話し、ボウズを心の底から大事だと思っている俺は・・・一体なんなのだろう?」 

 

ボクM「ボクの病気は治ったらしい。ありえないことが起こったと大騒ぎになった。でも、あの日からボクは、死神さんが見えなくなった」 

 

死神M「もし、俺に死ぬことが、消えることが出来るのならば・・・、ボウズはどうなるのだろうか?・・・少なくとも、今すぐに死ぬことは無くなるんじゃないだろうか?答えは分からないことだらけだ・・・。でも・・・、俺は、ボウズに生きていてほしい・・・」 

 

ボクM「ねぇ、死神さん。ボクね、死神さんとお話した夢、全部叶えたんだよ!サッカー選手にもなったし、そのお金でパン屋さんを開いて、お父さんとお母さんに美味しいパンを食べさせてあげた。世界中のいろんな国も見てきたよ。本で読んだよりも世界は凄く大きくて、ビックリしたんだ。全部全部、死神さんにお話したいな・・・」 

 

ボクM「ボクの死神さんが、死神さんでよかったよ。・・・でもね、死神さんが居ない世界は、すっごく寂しいな」